9月25日にルヴァン杯準決勝第2戦が行われました。
その結果、10月22日に行われる決勝戦はセレッソ大阪vsサンフレッチェ広島に決まりました。
セレッソは2017年に初めて決勝に進むと川崎フロンターレを2−0で破り初優勝を果たします。
しかし昨年2021年は名古屋グランパスに0−2で敗れ決勝戦は1勝1敗です。
またサンフレッチェは2010年と2014年の過去2回の決勝はいずれも敗れています。
ともに3度目のルヴァン杯決勝戦です。
リーグ戦でも3位と4位の上位対決であり好ゲームが期待されます。
セレッソの5年ぶり2度目の優勝か、サンフレッチェのカップ戦初優勝か注目です。
今季のルヴァン杯では鹿島アントラーズはプレーオフステージでアビスパ福岡に1勝1敗もアウェイゴールの差で敗退しています。
ここでルヴァン杯(旧ナビスコ杯)の歴代の成績を少し振り返ってみようと思います。
まずはカップ戦の優勝回数を見てみます。
鹿島アントラーズ 6回(1997年、2000年、2002年、2011年、2012年、2015年)
東京ヴェルディ 3回(1992年、1993年、1994年)
FC東京 3回(2004年、2009年、2020年)
鹿島が6回で最多優勝回数を誇ります。
2位の2クラブは3回と倍の優勝回数の差を付けています。
ヴェルディは1992年の初年度から3連覇で一気に優勝回数を伸ばします。
しかしその後凋落し今ではJ2生活も長くなりました。
またFC東京はJリーグ優勝はないもののカップ戦では好調です。
3度の決勝で全て優勝しています。
さらに2011年には天皇杯決勝に進出し初優勝を果たします。
4回の決勝戦で全て勝利という脅威の勝負強さです。
次に準優勝回数です。
清水エスパルス 4回(1992年、1993年、2008年、2012年)
川崎フロンターレ 4回(2000年、2007年、2009年、2017年)
浦和レッズ 4回(2002年、2004年、2011年、2013年)
ジュビロ磐田 3回(1994年、1997年、2001年)
鹿島アントラーズ 3回(1999年、2003年、2006年)
ガンバ大阪 3回(2005年、2015年、2016年)
優勝回数と異なるクラブの顔ぶれが並びます。
比較的現在でも強豪クラブが多いです。
また清水は1回(1996年)、川崎は1回(2019年)、浦和は2回(2003年、2016年)、磐田は2回(1998年、2010年)、ガンバは2回(2007年、2014年)の優勝回数となっています。
全てのクラブが優勝を経験していますが鹿島以外は決勝戦で負け越しています。
そして全てのクラブが決勝戦で鹿島に負けています。
どのクラブにとっても鹿島が鬼門になっている面白い結果です。
そして通算の勝利数ですが優勝回数と比例しているのでしょうか。
鹿島アントラーズ 97勝
横浜F・マリノス 95勝
浦和レッズ 90勝
清水エスパルス 87勝
ジュビロ磐田 78勝
リーグ戦同様、鹿島がトップを走ります。
しかしリーグ戦の通算勝利数と異なり独走とはいきません。
マリノスは優勝回数1回(2001年)も決勝トーナメントに進出することが多く安定した成績を残しています。
またカップ戦はACL出場クラブはグループリーグが免除されます。
そのため試合数が少なくあり勝利数が減ってしまいます。
あまりACLに参戦していない静岡の2クラブが上位にいるのはそのためです。
鹿島アントラーズは来季ACLに出場しなければグループリーグから参戦のため史上初のカップ戦100勝が見えてきます。
またACLに出場し決勝トーナメントからとなった場合は準決勝か決勝で100勝を達成することになります。
これまで数々の史上初を成し遂げてきたクラブです。
2023年はルヴァン杯100勝と8年ぶりの優勝を果たしてもらいましょう。
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