清水エスパルスとの決勝戦【過去3試合】

鹿島アントラーズ

12月12日は第32節清水エスパルス戦がカシマサッカースタジアムで16:00キックオフです。

最近は寒い日が続きます。

また鹿嶋の夜は寒いです。

コロナもまだまだ収束する気配はありませんので気を付けて観戦したいですね。

さて今節の清水エスパルスはJリーグ開幕時からのオリジナル10のクラブです。

そのため公式戦対戦数は78試合とかなり多いです。

その中でタイトルのかかった決勝戦は3度対戦がありました。

その3試合を振り返ってみます。(全て会場は旧国立競技場)

まずは2000年(第80回大会)の天皇杯決勝です。

2001年1月1日 ○3-2(延長Vゴール)

記念すべき21世紀最初の公式戦でした。
得点しては追いつかれを繰り返し2-2で90分を終えます。
92分にビスマルクの落としを小笠原満男が右足ダイレクトボレーで決めました。
当時は延長Vゴール方式だったためこの瞬間優勝が決まりました。
天皇杯決勝でのVゴール決着はこれが初となっています。
既に2000年はナビスコ杯、リーグ戦を優勝していましたのでこの天皇杯でJリーグ史上初の3冠を達成しています。
3冠達成の最後の試合が天皇杯決勝なので今でも小笠原のゴールはよく映像で見ますね。
またJリーグ開幕後の天皇杯決勝でNHK総合関東地区の視聴率が二桁だったのは3度ありましたが全て鹿島戦でした。
第73回 1994年1月1日 鹿島アントラーズ×横浜フリューゲルス(16.3%)
第77回 1998年1月1日 鹿島アントラーズ×横浜フリューゲルス(10.7%)
第80回 2001年1月1日 鹿島アントラーズ×清水エスパルス(10.2%)
この試合が最後の視聴率10%超えとなっています。
ここ20年間はずっと一桁台と寂しい決勝戦となっています。

次も2010年(第90回大会)の天皇杯決勝です。

2011年1月1日 ○2-1

まずは26分に小笠原満男のコーナーキックにフェリペ・ガブリエルのヘディングシュートで先制します。
どちらかと言うと決めたフェリペよりも小笠原のCKの質で決まっていたような得点でした。
しかし59分に一本のロングフィードからヨンセンに決められます。
再度見直しましたが誤審でオフサイドだと思います。
DFラインも手を挙げていましたがオフサイドは取ってもらえませんでした。
その後一進一退の展開が続きますが勝負はセットプレーでした。
77分にゴール前でフリーキックを得ます。
そしてボールの前には野沢拓也、小笠原満男と2人の名手が立ちます。
どちらが蹴っても入りそうな雰囲気はありました。
相手GKの山本海人は本当に嫌だったでしょうね。
そして野沢拓也の右足から繰り出されたボールは綺麗にゴールに吸い込まれました。
壁を越えてからの軌道がお手本のような直接FKでした。
この試合ベンチで出場はしませんでしたが大岩剛の引退が決まっており最高の花道となりました。
試合後大岩がゴール裏のサポーターへの挨拶をしたため何人かの選手も一緒に見ていました。
私はメインの最前列にいたため戻ってきたフェリペに「オブリガード」とポルトガル語で声をかけたら「サンキュー」と英語で返されたのがいい思い出です。
鹿島退団後の2012年にはセレソンに初招集され嬉しいニュースが聞けました。(残念ながら出場はせず)

最後は2012年のナビスコ杯決勝です。

2012年11月03日 ○2-1(延長)

若き日の2人の選手が躍動した試合でした。
1人目は当時19歳で背番号23の昌子源です。
相手エース大前元紀のマークのために左サイドバックで出場でした。
本職ではないにもかかわらず完全に封じ込めました。
後に本来レギュラーだった新井場徹から色々とアドバイスを受けていたと語っていました。
新井場も決勝でスタメンを外されて悔しかったでしょうが後輩にアドバイスをするなどすばらしい人柄です。
感動的なエピソードでした。
もう1人は当時20歳の背番号20の柴崎岳です。
73分に2列目から絶妙な飛び出しでPKを得ると自身で決めました。
ベンチに笑顔で一目散に走っていく姿は今では考えられません。
その直後の77分に不可解なPKを取られ大前元紀に決められてしまい1-1で延長戦に入ります。
そして延長開始直後の93分にまたしても柴崎が大仕事をします。
増田誓志のサイドチェンジから西大伍が繋いで柴崎が右足で叩き込みます。
1点目のPK奪取時と似たような飛び出しでしたが今度は相手DFは止めることすらできませんでした。
ゴール後のジョルジーニョ監督のガッツポーズが忘れられません。
ジョルジーニョは1997年に選手としてナビスコ杯を優勝し監督としてもタイトルを勝ち取った初となりました。
さらに鹿島は2007年のリーグ制覇以降6年連続で主要タイトルを獲るという偉業を達成しました。
これは今もJリーグ記録です。

これまで清水との決勝戦は3戦3勝です。

全て1点差で勝利し2試合が延長戦でした。

清水は一発勝負に弱いイメージですがギリギリで勝っています。

また新国立競技場で決勝戦ができたらいいですね。

もちろんその時も勝つのは鹿島アントラーズです。

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