第20節コンサドーレ札幌戦を振り返って【ホーム通算300勝のメモリアルゲーム】

鹿島アントラーズ

6月27日は第20節コンサドーレ札幌戦がカシマサッカースタジアムで行われました。

結果は4-0の快勝です。

リーグ戦では4試合ぶりの勝利でした。

これでJ1リーグ初のホーム通算300勝を達成です。

前回のホームゲームであったベガルタ仙台戦ではドローに持ち込むのがやっとでありきっちり今節で達成できてよかったです。

しかもピトゥカ、常本、そしてエヴェラウドに待望の今季初ゴールが生まれました。

久々に選手たちの笑顔が多く見られサポーターも嬉しくなる試合でした。

まずは試合を振り返っていきます。

スターティングメンバーは以下の11人でした。

GK31 沖悠哉
DF32 常本佳吾
DF39 犬飼智也
DF28 町田浩樹
DF5 杉岡大暉
MF4 レオ シルバ
MF21 ディエゴ ピトゥカ
MF13 荒木遼太郎
MF41 白崎凌兵
FW8 土居聖真
FW9 エヴェラウド

鹿島は中3日ということもあり前節からスタメンを6人変更して臨みました。

試合序盤からどちらかと言うとペースは札幌でした。

相手DFには福森晃斗という高精度のキックを蹴ることができる名手がおり鋭いロングボールを多用してきます。

そのボールを拾ってもすぐに奪われなかなかペースが掴めません。

そんな中今シーズン好調のセットプレーで先制点を挙げることに成功します。

10分に荒木の左からのインスイングのCKに犬飼がドンピシャで頭で決めます。

これで今季30得点中15得点がセットプレーでのゴールになりました。

犬飼は前々節のベガルタ仙台戦では自らのミスが失点に直結し前節の大分トリニータ戦もメンバー外でした。

そのためこの試合に懸けていたと思います。

気持ちの入ったいいゴールでした。

さらに22分には白崎、土居とワンタッチで繋ぎ荒木がドリブルからシュートも枠の左に逸れます。

このチャンスを逃すとピンチもありました。

25分にロングボールからこぼれたところを青木亮太が左足でシュートを打ちますが沖が間合いを詰めて顔面でブロックします。

沖はギリギリで東京オリンピックメンバーから落選しており悔しさはあるはずです。

この悔しさを糧にしてもっともっと成長してもらいたいです。

32分に敵陣でボールを奪うと白崎、荒木、そして杉岡と繋がります。

そして杉岡の左足のクロスに土居のヘディングシュートはバウンドが合わずバーの上を越えてしまいます。

少し叩きつけすぎてしまいました。

前半は札幌がボールを持つ時間が多かったですが鹿島がリードしていることもありある程度余裕を持ってゲームを進められました。

後半は開始早々に追加点が入ります。

48分に相手GKのキックを犬飼が弾き返してエヴェラウドの胸の落しにピトゥカが飛び出して冷静に左足で決めます。

ジーコは常々シュートはゴールへのパスだと言いますがまさにその通りの丁寧なゴールでした。

ピトゥカは鹿島加入後初ゴールです。

そしてこの後鹿島の攻撃にギアが入ります。

63分には中央で受けたエヴェラウドが単独で強引にゴールに突進していきます。

これが相手に当たり混戦からボールがこぼれると常本が右足で押し込みます。

常本はこのゴールがプロ入り初ゴールです。

そして64分には荒木、白崎に代えてファン アラーノ、和泉竜司を投入です。

まだまだ攻撃の手を緩めません。

67分には常本のクロスにエヴェラウドがダイレクで狙いますがDFに当たりCKになります。

このCKをピトゥカがアウトスイングで入れるとゴール前にいたエヴェラウドのところにボールがこぼれてきます。

これをエヴェラウドはトラップから豪快に蹴り込みます。

シュートスピードが速くGK菅野孝憲を弾き飛ばしてネットを揺らしました。

エヴェラウドにとって待望の今季リーグ戦初ゴールです。

ゴール後の雄叫びにはこれまでの鬱憤から解放されたエヴェラウドの安堵のようなものを感じました。

76分にレオ シルバ、土居から三竿健斗、松村優太に交代します。

83分にはゴール前でピトゥカが強烈なシュートもGK菅野にパンチングされゴールはなりません。

最後は90分に杉岡から小泉慶に交代です。

そしてしっかりとゲームを締めました。

ここリーグ戦で4試合を2分2敗と相性が悪かったコンサドーレ札幌にクリーンシートで勝利を成し遂げています。

ホーム通算300勝のメモリアルゲームを最高の形で達成しました。

1ゴール2アシストのエヴェラウドがLIXIL賞を受賞し今後爆発を期待しています。

私がこの試合で注目したのはピトゥカです。

走行距離は12.3㎞とかなり走っていました。

さらに攻守に顔を出しスプリント数も24回と走行距離ともにチーム1位のスタッツを残しています。

今の鹿島はピトゥカが中盤を支配しています。

今節では何度も前線への飛び出しが見られ相手への脅威となっていました。

ここまでポテンシャルの高さは見せていましたがようやくチームにフィットし始めています。

彼が完全に鹿島のサッカーを理解し体現できればまだまだ強くなれると感じた試合でした。

これで暫定7位ですが3位の名古屋グランパスは同試合数で勝ち点差5です。

連勝ができれば一気に差を詰めることができます。

まだリーグ戦は半分あるので十分追いつくことは可能です。

必ずACL圏内には入りましょう。

そして次の試合は7月7日の天皇杯3回戦栃木SC戦です。

天皇杯は目指すは優勝しかないのでここで足元をすくわれないようゆっくり休んで必勝でお願いします。

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