5月3日に第11節北海道コンサドーレ札幌戦が行われました。
この試合で鈴木優磨が相手のミスを突くミドルシュートを叩き込んでいます。
終始劣勢の内容でしたがこのゴールを守り抜き1−0で完封勝利です。
これで鹿島アントラーズは3連勝となり5勝1分5敗と五分に戻すことができました。
さらに8位まで順位を上げています。
いよいよ上位への追撃態勢は整ってきました。
今後続く上位との直接対決でどこまでの結果を残せるかで大きくシーズンの成績を左右しそうです。
そしてゴールを決めた鈴木優磨は自身初となるリーグ戦4試合連続ゴールを記録しています。
早くも6得点となり得点ランキング3位タイに浮上です。
昨季は7得点であり、Jリーグでのキャリアハイは2018年の11得点です。
もう過去の自身の記録を超えるのは時間の問題でしょう。
鈴木はこれまで具体的な数字の目標を挙げることはありませんでした。
それがシーズン前に今季は得点とアシストを合わせて25と大きな目標を口にしています。
この目標を達成するとともにぜひ得点王も狙ってほしいです。
鹿島はあまり個人賞に縁がないクラブです。
過去に得点王になったのは2008年のマルキーニョスただ一人しかいません。
この年は30試合に出場し21得点とコンスタントに得点を重ねます。
そして第21節東京ヴェルディ戦から第26節大宮アルディージャ戦まで7試合連続ゴールという記録を作りました。
未だにこれがクラブの連続試合得点記録になっています。
主にマルキーニョス以外のFWでは3試合連続ゴールまでは達成者が多いです。
2007年以降の達成者は以下の通りです。
マルキーニョス(2008年)
第1節コンサドーレ札幌 1ゴール
第2節東京ヴェルディ 2ゴール
第3節横浜F・マリノス 1ゴール
田代有三(2011年)
第16節ジュビロ磐田 1ゴール
第17節ヴィッセル神戸 1ゴール
第18節川崎フロンターレ 1ゴール
第23節ヴァンフォーレ甲府 1ゴール
第24節アビスパ福岡 2ゴール
第25節アルビレックス新潟 1ゴール
大迫勇也(2013年)
第29節浦和レッズ 1ゴール
第30節川崎フロンターレ 1ゴール
第31節湘南ベルマーレ 1ゴール
土居聖真(2014年)
第25節ベガルタ仙台 1ゴール
第26節徳島ヴォルティス 1ゴール
第27節ガンバ大阪 1ゴール
金崎夢生(2015年)
1st第2節湘南ベルマーレ 1ゴール
1st第3節名古屋グランパス 1ゴール
1st第4節サガン鳥栖 1ゴール
鈴木優磨(2016年)
2nd第8節アビスパ福岡 1ゴール
2nd第9節湘南ベルマーレ 1ゴール
2nd第10節横浜F・マリノス 1ゴール
ペドロ ジュニオール(2017年)
第15節北海道コンサドーレ札幌 2ゴール
第16節アルビレックス新潟 1ゴール
第17節柏レイソル 1ゴール
土居聖真(2018年)
第16節ジュビロ磐田 1ゴール
第17節柏レイソル 1ゴール
第14節セレッソ大阪 1ゴール
荒木遼太郎(2021年)
第1節清水エスパルス 1ゴール
第2節湘南ベルマーレ 2ゴール
第3節サンフレッチェ広島 1ゴール
上田綺世(2021年)
第30節セレッソ大阪 2ゴール
第31節横浜FC 1ゴール
第32節FC東京 1ゴール
田代は2011年に2度の3試合連続ゴールを記録しています。
鈴木も2016年に3試合連続ゴールはありました。
2021年は荒木、上田と2人が達成しています。
3試合連続ゴールまではまずまず見ることができる記録です。
そして4試合連続ゴールになるとたった4人しかいませんでした。
岩政大樹(2007年)
第12節アルビレックス新潟 1ゴール
第13節ヴァンフォーレ甲府 1ゴール
第14節大分トリニータ 1ゴール
第15節サンフレッチェ広島 1ゴール
マルキーニョス(2007年)
第15節サンフレッチェ広島 1ゴール
第16節柏レイソル 1ゴール
第17節名古屋グランパスエイト 1ゴール
第18節FC東京 1ゴール
興梠慎三(2012年)
第5節浦和レッズ 1ゴール
第6節FC東京 1ゴール
第7節セレッソ大阪 1ゴール
第8節ガンバ大阪 1ゴール
大迫勇也(2013年)
第21節アルビレックス新潟 1ゴール
第22節横浜F・マリノス 2ゴール
第23節清水エスパルス 2ゴール
第24節柏レイソル 1ゴール
現在の監督である岩政はCBながら得点力があり4試合連続ゴールを達成しています。
今後DFではなかなか出てこない記録でしょう。
そして興梠、大迫と歴代のエースは4試合連続ゴールをしています。
この中に今季鈴木が入ってきました。
5試合連続ゴール以上は滅多に出るものではありません。
チャンスもそれほど訪れないのでぜひ次のセレッソ大阪戦でも得点を期待しています。
そしてマルキーニョスの持つ7試合連続ゴールを抜く瞬間を見てみたいものです。
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