5月14日は第13節名古屋グランパス戦が国立競技場で行われました。
結果は2−0での勝利です。
Jリーグ30周年記念スペシャルマッチで見事勝利をすることができました。
これでリーグ戦5試合連続クリーンシートで5連勝となりました。
鹿島アントラーズの勢いが止まりません。
まずは試合を振り返っていきたいと思います。
スターティングメンバーは以下の11人でした。
GK29 早川友基
DF22 広瀬陸斗
DF55 植田直通
DF5 関川郁万
DF2 安西幸輝
MF14 樋口雄太
MF21 ディエゴピトゥカ
FW30 名古新太郎
FW33 仲間隼斗
FW37 垣田裕暉
FW40 鈴木優磨
記念試合ということでキックオフ前にはRADWIMPS & ZORNのライブパフォーマンスが行われます。
スタメンは現状のベストな布陣で臨みました。
通常のリーグ戦とは違った独特の雰囲気の中で試合はスタートします。
その中で鹿島は攻勢に出ました。
2分に左サイドから攻撃を仕掛けるとピトゥカがクロスを上げます。
これを鈴木が左足のボレーで合わせますがバーを越えてしまいました。
12分には右サイドでCKを得ます。
このCKを樋口がアウトスイングの綺麗なボールを入れると鈴木が頭で合わせてネットを揺らします。
スタジアムのボルテージは最高潮に達しました。
しかしVARのオンフィールドレビューが実施されます。
樋口がボールを蹴る前に鈴木が名古屋の稲垣祥をブロックしたとして得点は認められません。
非常に微妙な判定となり鹿島側としては到底納得できないものとなりました。
それでも折れることなく攻めていきます。
24分には広瀬からのロングボールを垣田が難しい体勢ながら落とします。
このボールを鈴木が右足でダイレクトで狙うもランゲラックの正面です。
すると29分に先ほどと同じ右CKを樋口がアウトスイングでファーサイドに蹴り込みます。
フリーになっていた鈴木がヘディングで逆サイドに流し込みました。
今度は文句の付けようがないゴールでついに先制です。
このゴールで多少鹿島側が落ち着いてしまったのか名古屋にペースを持っていかれます。
サイドを起点にされピンチもありましたが凌ぎ切りました。
前半アディショナルタイムには広瀬のカットから速攻を展開します。
右サイドから鈴木のクロスを仲間がダイレクトボレーで合わせるも枠を捉えることはできません。
全体的に前半は鹿島の流れでリードして折り返すことができました。
後半は立ち上がりから名古屋ペースです。
なかなか鹿島は効果的な手を打つことができず時間が過ぎていきます。
そこで57分に広瀬、仲間から常本佳吾、佐野海舟と2枚替えです。
佐野は怪我から復帰し第7節柏レイソル戦以来6試合ぶりの出場となります。
それでも相変わらずのボール奪取で中盤の底を支えてくれました。
64分には名古、垣田から土居聖真、知念慶に交代です。
さらに73分には疲れが見え始めた鈴木からカイキに代えて前線をフレッシュなメンバーにします。
すると80分に中央の土居から左サイドの安西にボールが渡ります。
安西は長い距離をドリブルで一気に持ち上がり左足でシュートも枠の上に外れてしまいました。
ただこれで鹿島の攻撃にスイッチが入ります。
84分に早川からのロングボールを知念が競り勝ちカイキに渡ります。
カイキは知念にスルーパスを出すとGKと1vs1になりました。
このシュートはランゲラックとの距離が近く好セーブに阻まれます。
しかし守備に意識が高く樋口、カイキですぐに高い位置で奪い返します。
こぼれ球を拾った知念は反転から左足でネットを揺らしました。
知念は7試合ぶりのゴールとなり溜まっていた感情を爆発させます。
これでリードは2点となりようやくチームに余裕が出ます。
終盤は名古屋に決定機を作られるも運も味方につけ2−0で完封勝利です。
名古屋は9試合負けなしで暫定3位でした。
そしてリーグ最少失点タイという難敵を撃破です。
鹿島は5試合連続完封勝利で勝ち点を22まで伸ばしてきました。
この試合は5万6000人を超える観客が集まりました。
1993年のJリーグ開幕節と同じく鹿島に軍配が上がっています。
勝利の要因はやっぱり鈴木優磨の凄さでしょう。
ゴールを取り消された後に同じCKから同じようにネットを揺らしました。
精神力の強さには感心するばかりです。
これでいよいよ2位の横浜F・マリノスの背中が見えてきました。
この連勝を伸ばし続け首位のヴィッセル神戸にプレッシャーをかけ続けていきましょう。
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