鹿島アントラーズの記憶に残るリーグ開幕戦5選

鹿島アントラーズ

2023年のJ1リーグは2月17日に開幕します。

今年も恒例となったフライデーナイトJリーグ(通称金J)で熱戦の火蓋が切られます。

開幕カードはいきなり昨季の1位、2位である川崎フロンターレvs横浜F・マリノスとなりました。

川崎は谷口彰悟、マリノスは岩田智輝と両チームともに守備の要が海外移籍をしどんなサッカーになるのでしょうか。

今季もこの2チームがJリーグを引っ張る存在になるのか注目の一戦です。

そして鹿島アントラーズは翌日の2月18日に開幕を迎えます。

京都サンガF.C.相手となり2年連続で関西でのアウェイゲームです。

鹿島はこれまでの開幕戦は30試合を行い17勝4分9敗の勝率56.7%となっています。

クラブ通算勝率は54.8%(1023試合561勝153分309敗)のため開幕戦の勝率は平均よりやや高いです。

1993年〜2010年までの18年間は14勝1分3敗の勝率77.8%と開幕戦を大得意としていました。

しかし2011年以降は3勝3分6敗の勝率25.0%と急に相性が悪くなります。

またかつてのように高い勝率を誇れるようにしていきたいです。

開幕戦はどのクラブも期待と不安が入り混じる独特な雰囲気となります。

そのため他の試合にも増して簡単な試合にはなりません。

その中でしっかりとチャンスを決め切り勝利を掴みたいですね。

そこで今回は思い出深い鹿島アントラーズの開幕戦5選を振り返ってみようと思います。

1993年5月16日
○5−0 名古屋グランパスエイト
鹿島アントラーズの歴史が始まった試合です。
ジーコのハットトリック、アルシンドの2ゴールでの勝利とこれ以上ない最高のスタートを切ります。
そのまま勢いに乗り初年度のファーストステージ制覇を成し遂げました。
ただ前半にリネカーがネットを揺らすもオフサイドの判定で取り消されます。
このシーンはオフサイドか微妙なところであり、リプレイも無かったため未だに謎のままです。
もしゴールが認められていたら鹿島の歴史が変わっていたかもしれません。

2006年3月5日
○4−3 サンフレッチェ広島
2006年はドイツW杯の開催年でした。
そのため日本代表入りに向けてメッシーナで出番の少なかった柳沢敦が開幕直前に復帰します。
そして乱打戦となった試合でハットトリックの大活躍です。
また内田篤人が高卒ルーキーとしてクラブ史上初の開幕スタメンとなります。
ドリブルでPKを誘発し先制点に貢献と堂々たるプレーでした。

2009年3月7日
○2−0 浦和レッズ
今以上にライバル意識が強かった時代です。
そして鹿島は3連覇をかけた大事なシーズンの開幕戦となります。
試合は鹿島のカウンターが炸裂し野沢拓也、マルキーニョスのゴールで完封勝利です。
理想的な試合運びのゲームでした。
そしてリーグ3連覇に弾みを付けてくれました。
翌年の2010年も同じ顔合わせで同じ2−0というスコアで勝利しています。

2014年3月1日
○4−0 ヴァンフォーレ甲府
本来はアウェイゲームであり山梨中銀スタジアムで行われることになっていました。
しかし2月後半の大雪により除雪が困難となったため国立競技場で代替開催されます。
昌子源のJリーグ初ゴールもあり4−0と鹿島が絶好のスタートを切っています。
この開幕戦が鹿島にとって旧国立競技場での改修前最後の試合となりました。

2022年2月19日
○3−1 ガンバ大阪
クラブ初の欧州出身監督となったレネ・ヴァイラーがコロナの入国制限により開幕に間に合いません。
そのためコーチの岩政大樹が監督代行を務める緊急事態でした。
守備陣の不安はあったものの自慢の攻撃陣が補って余りある躍動を見せてくれます。
シュート数は34本(枠内シュート13本)と圧倒し続けた90分でした。
上田綺世、鈴木優磨の日本人Wエースが揃って得点し胸踊る試合でした。

今回は勝利した5試合を振り返りました。

ただ負けた試合でも記憶に残っている開幕戦はあります。

2015年の清水エスパルスとの試合ではゴール前での混戦から金崎夢生がシュートを打ちます。

これが相手の手に当たったように見えますがハンドは取ってもらえず悔しい敗戦となりました。

今のようにVARがあれば違った結果だったのかもしれません。

そして2021年も同じく清水が相手でした。

ホームで一方的に攻めながらも得点が奪えません。

ようやく75分に途中出場の荒木遼太郎が先制点を決めたときは勝ちゲームだと思いました。

しかしその後、チームに心の隙があったのか78分に同点にされると83分、88分と連続失点し1−3の逆転負けです。

あまりにも衝撃的な試合でした。

本当に試合終了の笛が鳴るまで何が起こるかわかりません。

何事もスタートダッシュが肝心です。

開幕戦は34試合の内の1試合ではありますが重要度はかなり高くなっています。

7年ぶりのリーグ優勝に向けて絶対に勝ちたい試合です。

できれば今後も語り継がれるような好ゲームでいいスタートを切りたいですね。

にほんブログ村 サッカーブログ 鹿島アントラーズへ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました