鹿島アントラーズは過去に3度開幕泥沼スタート

鹿島アントラーズ

2022年のJリーグ開幕が迫っています。

今オフは約2ヵ月半と長かったため非常に待ち遠しかったです。

日々高まる気持ちを抑えられずにはいられません。

今季は6年ぶりのJリーグ奪還に挑む年です。

ここ2年は川崎フロンターレの完成度にはただただ驚くばかりでした。

しかし川崎も主力の海外移籍や高齢化もあり付け入るチャンスはありそうです。

そのためにも取りこぼしなく勝ち点を積み上げていくことが大切です。

まずは開幕戦に勝利しいいスタートを切りたいです。

ただ鹿島はリーグ優勝をした2016年を最後に開幕戦に勝利がありません。

直近5年間は1分4敗と大の苦手としています。

どうにか今年はここを乗り越えたいです。

過去には開幕戦の敗戦によりスタートダッシュに失敗したことが3度ありました。

その3年を振り返ってみます。

2007年 オズワルド・オリヴェイラ
勝ち点72(22勝6分6敗)得点60、失点36、得失点差24 優勝
●●△△△○
2000年にブラジルのコリンチャンスを第1回クラブワールドカップで世界一に導いたオリヴェイラが監督に就任します。
しかし2連敗後3引き分けと開幕5試合勝ちなしで不名誉なワースト記録を作ってしまいます。
第5節大宮アルディージャ戦で引き分けに終わると試合後にサポーターの集団にバスが囲まれる事態にまで発展しました。
これで火が付いたのか初勝利後は手堅く勝ちを積み重ねていきます。
第26節からの怒涛の9連勝でJリーグ史に残る大逆転優勝を果たしました。
最終節まで1度も首位に立たなかったチームが最終節で逆転したのは初めてのことでした。
結果は良かったですが開幕時は本当に心配でした。

2012年 ジョルジーニョ
勝ち点46(12勝10分12敗)得点50、失点43、得失点差7 11位
●●●△●○
鹿島の偉大なOBであるジョルジーニョが監督として帰ってきました。
しかしいきなり序盤で躓くことになります。
4試合連続のノーゴールと極度の得点力不足に陥りました。
どうにか第6節で初勝利をします。
その後も最後まで低調な成績で第32節までJ2降格の可能性がありました。
最後は11位という鹿島史上最低の順位で終了します。
これまで鹿島が年間二桁順位だったのはこの一度しかありません。

2020年 ザーゴ
勝ち点59(18勝5分11敗)得点55、失点44、得失点差11 5位
●●●●○
ザーゴ監督の初年度です。
現役時代はブラジル代表で37試合に出場した名センターバックでした。
しかしDF出身らしからぬ戦術家で試合の主導権を握り攻撃的で華麗なサッカーを目指していました。
これまでの鹿島とは違うサッカーを理想としていたのです。
サンフレッチェ広島との開幕戦で開始3分に新戦力のファン・アラーノ、和泉竜司のシュートが立て続けにポストに当たりゴールは決まりません。
何か嫌な予感がしましたが的中してしまいました。
広島はきっちり得点を重ね0-3の完敗です。
クラブ史上初の最下位からのスタートでした。
その後コロナが拡大し中断になるなど流れを掴めず開幕4連敗となります。
しかも得点は第2節川崎フロンターレ戦のオウンゴールの1点のみという状況でした。
シーズン終盤に11年ぶりの7連勝はあったものの優勝争いに絡めませんでした。

2007年こそ奇跡的な大逆転ができましたが通常であればなかなか難しいでしょう。

2020年のザーゴでもよく立て直した方だと思います。

過去3度の開幕ダッシュ失敗は全て新監督になった年です。

そして今年はレネ・ヴァイラー新監督になります。

まだ入国もできておらず実質岩政大樹体制でのスタートです。

果たしてどうなるでしょうか。

岩政コーチには持ち堪えて欲しいです。

せめて開幕5試合で3勝1分1敗の勝ち点10くらいは獲得し、いい位置からのスタートを切りたいですね。

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