2023年は鹿島アントラーズにとって岐路となるシーズン【弱肉強食が加速へ】

鹿島アントラーズ

11月15日にJリーグが新たな成長戦略を決定し、構造改革方針が発表されました。

その中で非常に興味深い内容がありましたのでまずは触れておきます。

それはJ1、J2の配分金比率についてです。

これまではJ1とJ2の配分金比率は2:1でした。

それが今後5:1もしくは6:1ほどまで段階的に引き上げていくそうです。

今まで以上にカテゴリー間での格差が強まることになります。

またその中でも成績やファン増加等の成果に応じた配分に変更されていくとのことです。

そうなるとJ2降格は致命的になるだけでなく、J1でも常に上位にいること、もしくは優勝することが重要になってきます。

一部のクラブは世界に向けたビッグクラブへと成長し、その他のクラブは草刈場と化すでしょう。

Jリーグも2017年からDAZNと放映権契約を締結したため大きく変革を迎えることになりました。

J1リーグで優勝すると優勝賞金やら理念強化配分金などの合計で約22億円という破格のお金を手に入れることができます。

そのため以前よりも格差は拡大しています。

それがますます顕著になるため日本もヨーロッパのように弱肉強食のリーグになっていくことでしょう。

1年たりとも失敗できないという緊張感がこれまで以上にスリリングなサッカーを展開することになりそうです。

鹿島アントラーズは2017年のDAZNマネー導入後1度も優勝できていません。

2017年以降6年間で川崎フロンターレが4回、横浜F・マリノスが2回とリーグ優勝をしています。

今の時点でも鹿島は差が広がってしまいました。

来季は少しずつ差を縮めるためにもリーグ優勝を目指し、上位に付けなければなりません。

そこで2013年から2022年の10年間で一番平均順位が優秀なチームはどこかを調べてみました。

個人的には勝ち点70を取っても2位なら意味はないですし、勝ち点66でも優勝できたらいいので今回は順位にこだわっています。

Jリーグ開幕時からにすると期間が長くなりすぎること、またチーム数が増え途中からJ1に来たチームも多くあるため10年としました。

そして2015年、2016年は2ステージ制でしたので年間の最終順位で計算です。

結果は以下の通りです。(過去10年で9年以上J1にいるチームが対象)

川崎フロンターレ 2.8位(2017年、2018年、2020年、2021年Jリーグ優勝)

鹿島アントラーズ 3.5位(2016年Jリーグ優勝)

横浜F・マリノス 5.6位(2019年、2022年Jリーグ優勝)

サンフレッチェ広島 6.1位(2013年、2015年Jリーグ優勝)

浦和レッズ 6.4位

ガンバ大阪 7.0位(2014年Jリーグ優勝)※2013年はJ2だったので9年で計算

FC東京 7.2位

セレッソ大阪 7.2位 ※2015年、2016年はJ2だったので8年で計算

柏レイソル 9.1位 ※2019年はJ2だったので9年で計算

ヴィッセル神戸 9.7位 ※2013年はJ2だったので9年で計算

名古屋グランパス 10.0位 ※2017年はJ2だったので9年で計算

サガン鳥栖 10.7位

清水エスパルス 13.6位 ※2016年はJ2だったので9年で計算

ベガルタ仙台 13.7位 ※2022年はJ2だったので9年で計算

川崎フロンターレがトップでした。

やはり直近6年間で4度のリーグ優勝をしているだけあります。

鹿島も常にACL争いをする順位にいますが優勝がなかなかできません。

マリノスの方が平均順位は下ですが2度のリーグ優勝があるため賞金は格段に稼いでいます。

鹿島は2013年以降10年間もリーグ戦5位以内をキープしており安定感ならNo.1です。

強豪クラブであっても調子にムラがあり常に上位にいることは難しいため素晴らしいことではあります。

しかしこれから世界を目指す上ではリーグ優勝が絶対条件になってきます。

来季2023年は鹿島アントラーズの未来を占う上で重要なシーズンになりそうです。

ここで波に乗り遅れると取り返しのつかないことになりかねません。

必ず優勝しビッグクラブになる足掛かりを掴みたいです。

にほんブログ村 サッカーブログ 鹿島アントラーズへ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました