今シーズン一番の大入りなるか【浦和との過去の因縁】

鹿島アントラーズ

11月29日は第30節浦和レッズ戦がカシマサッカースタジアムで行われます。

これまで鹿島アントラーズvs浦和レッズの試合はいつも満員でした。

今節もチケットの販売状況を見るとカテゴリー1からカテゴリー4まで売り切れです。

今年はコロナ禍にあり観客数を減らして行われてきました。

そのため今年の一番の観客数は11月14日の第27節川崎フロンターレ戦の13,463人でした。

この試合は鹿島の永戸からコロナの陽性反応が出たため当日の昼まで開催の可否がわかりませんでした。

本来ならもう少し観客は増えていたかもしれません。

浦和戦はおそらく今年一番の観客数になると思われます。

最大収容可能人数の50%である約20,000人が収容人数なので15,000人を超えるかもしれません。

さてこれまで10年間のホームゲームで浦和戦はどのくらい観客が入っていたのでしょうか。

その年のホーム公式戦観客数の順位とともに振り返ってみます。

2010年 第1位
3月6日第1節 35,251人(○2-0)

開幕戦ということもありかなりの大入りです。
今でも35,000人を超える試合はなかなかありません。
興梠、マルキーニョスの鮮やかなゴールで快勝でした。

2011年 第1位
9月24日第27節 25,061人(△0-0)

この年は東日本大震災があり全体的に観客数が減りました。
しかし浦和戦では25,000人を超えてきました。
押し気味の試合でしたがスコアレスドローに終わっています。

2012年 第1位
4月7日第5節 23,507人(●1-3)

前年の震災の影響があり観客数は伸びませんでした。
試合も興梠のゴールで先制するも前半に3失点し逆転負けです。

2013年 第1位
10月19日第29節 32,305人(●1-2)

鹿島4位、浦和3位の上位対決でしたので30,000人を超えてきました。
試合は森脇との小競り合いでダヴィが退場させられ後味の悪いものになりました。

2014年 第2位
10月26日第30節 26,566人(△1-1)

第1位は3月23日第4節のセレッソ大阪戦で32,099人でした。
もう忘れている方も多いと思いますがこの時はセレッソにフォルランがおりそれで観客が増えたと思われます。
試合はカイオのコントロールショットで先制も残念な引き分けでした。

2015年 第1位
9月26日2nd第12節 29,030人(●1-2)

また1位に返り咲きました。
シュート27本で1点しか取れなかったことよりも浦和の興梠慎三としてカシマサッカースタジアムで決勝弾を決められたことが悔しかったです。

2016年 第2位
7月23日2nd第5節 30,249人(●1-2)

第1位は6月25日1st第17節のアビスパ福岡戦で31,636人でした。
1stステージの優勝の決まる試合だったのでこちらが1位でした。
浦和戦では李忠成が2ゴールを決め逆転負けです。

2017年 第2位
11月26日第32節 33,356人(○1-0)

第1位はその次の11月26日第33節の柏レイソル戦で36,080人でした。
勝てばホームで優勝が決まったためすごい観客数です。
近年では1番入っています。
レアンドロのゴールでホームでは2010年以来の勝利でした。

2018年 第2位
5月5日第13節 33,647人(○1-0)

第1位は11月3日ACL決勝第1戦で35,022人でした。
おそらく第2戦であれば4万人近くまでいったと思われます。
浦和戦は金崎夢生のゴールで2年連続の勝利です。

2019年 トップ10入りならず
11月1日第30節 14,439人(○1-0)

昨年は金曜日開催でしたのでランク外でした。
しかし平日で14,000人超えは多い方です。
試合はセルジーニョのゴールで優勝に望みを繋ぎました。
3年連続の1-0です。

このように2019年以外は全て1位か2位です。

また2位の年も優勝決定試合があったため1位を逃しています。

唯一の例外は2014年にフォルランがいた時のみです。

やはり浦和戦が年間一番盛り上がる試合と言って過言ではありません。

どうして浦和戦が一番観客が入るのか明確な理由はわかりません。

ただJリーグ草創期からの数々の因縁がこのような状況を招いていると思われます。

1993年6月9日サントリーステージ第8節 カシマサッカースタジアム
鹿島vs浦和の初対決です。
Jリーグが開幕してから7試合浦和は全て先制点を決められてきました。
そして8試合目にして初めて前半2分にミスターレッズこと福田正博のゴールで先制します。
その嬉しさから浦和の選手全員が自陣で喜びまくります。
ルール上フィールドプレーヤー1人が相手チームの陣内にいればキックオフでリスタートできません。
逆に言えば全員自陣にいればキックオフしていいのです。
それを知っていた鹿島は喜ぶ浦和の選手を横目に試合を再開しわずか1分後に黒崎比差支が同点ゴールを決めてしまいます。
当時はよく珍プレーとして取り上げられていました。
試合は鹿島が3-1で逆転勝利をしています。

1993年7月7日サントリーステージ第16節 駒場スタジアム
この試合を2-0で鹿島が勝利し記念すべきJリーグ初年度の最初のステージ優勝をしました。
これが浦和のホームだったこともあり怒りを買ったようです。
さらに優勝鹿島アントラーズ、最下位浦和レッズという結果も嫉妬を生んでいるのかもしれません。

2002年11月4日ナビスコカップ決勝 国立競技場
鹿島はJリーグ初年度から強豪となりすでに8冠していました。
浦和は初めてタイトルを獲れるかもしれない決勝に進出しました。
しかも福田が引退を表明していたため是が非でも優勝して送り出したかったでしょう。
結果は試合巧者の鹿島が小笠原満男のゴールで1-0で優勝します。
鹿島は9冠となり浦和の初タイトルを阻んだ試合でした。

2007年11月24日第33節 埼玉スタジアム2002
1位浦和、2位鹿島の直接対決でした。
しかも浦和はホームで引き分け以上で優勝が決まる大一番でした。
しかしここでも鹿島が底力を発揮します。
2人も退場する厳しい試合でしたが野沢のビューティフルゴールで1-0で優勝決定を阻止します。
そして最終節に世紀の大逆転優勝が待っていました。

初期の頃の因縁と言えばこの辺りの試合でしょうか。

最初の頃は鹿島側はそれほど浦和を意識していなかったと思います。

これらは鹿島側にとってよかった試合であり、もちろん嫌な試合もありました。

そして毎回のように白熱し鹿島側にとって不利なジャッジが増えてきます。

また場外でのトラブルも増えてきました。

そのため因縁の相手として観客数が増えてきています。

もちろん試合で白熱するのは良いことです。

クリーンな好ゲームを期待したいですね。

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