2023年もシーズンが開幕し約3ヵ月が経過しました。
鹿島アントラーズはこれまでリーグ戦12試合、カップ戦4試合の合計16試合を行っています。(5月10日現在)
早くもシーズン全体の約1/3を消化しました。
シーズン当初は4−3−3を採用もうまくいかず伝統的な4−4−2に戻しています。
ジェットコースターのような浮き沈みを経験しようやく浮上の兆しが見えてきました。
そこで今回は現在のフォーメーションで岩政大樹監督の選手序列を考察してみたいと思います。
今季の登録33人が対象です。
今回はGK、DF編となります。
GK
◎ 早川友基
○ 沖悠哉
クォンスンテ
パクウィジョン
昨シーズン終盤から早川がレギュラーとなりました。
そして今季もリーグ戦全試合に出場です。
ビルドアップ能力に長けており他のGKにない魅力となっています。
経験を積むことで安定感が増しておりこのまま早川で今シーズンはいきそうです。
沖はカップ戦要因になりました。
出番の間隔が空いてしまうため出場しても不安定なプレーが散見されます。
何かアクシデントがなければこの序列は変わらないと思います。
またスンテは3月8日に左腓腹筋損傷で全治2ヵ月と発表されてます。
そろそろ戻ってくるので2人を脅かす存在になれるのでしょうか。
右SB
◎ 常本佳吾
○ 広瀬陸斗
右サイドバックは常本が長くレギュラーの座を射止めています。
対人に強くJリーグを代表するSBです。
ただ広瀬も評価を上げてきました。
広瀬のストロングポイントはクロスの精度です。
いいクロスで決定機を演出し起点となっています。
ここ5試合連続スタメンでその差はわずかです。
コンディションの良い方を起用してくるのかもしれません。
CB
◎ 植田直通
◎ 関川郁万
○ 昌子源
キムミンテ
津久井佳祐
昌子が年明け早々の1月8日の練習で右膝内側側副靱帯損傷の全治6週間の怪我をしてしまいました。
その昌子が復帰し植田とのコンビでCBを形成すると思われました。
しかし同時期から結果が出なくなります。
そこで岩政監督は昌子から関川に入れ替えることにしました。
この起用が今のチーム状況の浮上を生み出します。
昌子はベンチ要員で試合の締めとして途中出場となりますがこれで結果が出ています。
植田、関川のコンビは対人に強く前線へのフィードもあります。
何かあれば昌子がおり守備陣の選手層は厚いです。
ここにミンテか津久井が絡めるようになれば当分は困らない陣容となっています。
左SB
◎ 安西幸輝
△ 溝口修平
昨季から安西がほぼ1人で稼働していたポジションです。
そのため右の広瀬をコンバートするなどして凌いできました。
現在も安西が1番手であることは変わりません。
縦への突破は魅了的です。
しかし2年目の溝口が徐々に追い上げてきました。
今季はリーグ戦にもデビューし経験を積んでいます。
溝口が戦力になれば安西を休ませることができ相乗効果が生まれます。
終盤戦では2人の評価の差が縮まっていたら左サイドバックも安泰です。
以上のようにGK、DFの選手を見てきました。
守備陣はある程度メンバーが固定化され始めています。
ただ溝口のように若くて今後の鹿島の顔になりそうな選手のブレイクも待たれます。
現在リーグ戦で4試合連続完封中と堅守を誇っています。
さらにこの記録を伸ばしていきたいです。
次回はMF、FW編を行いたいと思います。
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