年末年始も変わらず移籍情報が出続けています。
前回から1週間経ちましたがこの期間だけでも追いつかない情報量です。
今回もできるだけ公式発表されたものを中心にまとめていきます。
まずはいつものように鹿島アントラーズからです。
鹿島からもいくつかリリースがありました。
12月28日に現在レンタル移籍中の2人有馬幸太郎 (栃木SC)、佐々木翔悟(いわてグルージャ盛岡)が2022年1月31日まで期間が延長されました。
有馬はJ2で21試合1得点、佐々木はJ3で8試合0得点でした。
2人とも鹿島アントラーズユースからのプロ2年目でありまだ鹿島でのプレーは早いレベルです。
今季は鹿島にレンタルバックを期待されるくらいの成績を期待したいところです。
また同じ日にFC町田ゼルビアにレンタル移籍していた小田逸稀が今季はジェフユナイテッド千葉にレンタルされると発表されました。
小田は上記2選手とは異なりJ2で38試合3得点とレギュラーを掴みました。
そのため鹿島に復帰する可能性も高いように思っていましたが再度別チームにレンタルされることになります。
鹿島は山本の退団で左サイドバックが余剰しているわけでもありません。
これは永戸勝也、杉岡大暉への期待でしょうか。
ただ杉岡は東京オリンピックのメンバー選出の可能性もあり手薄なポジションです。
今後もしかすると補強があるかもしれません。
そして12月29日に最も残念なニュースが入ってきました。
伊東幸敏のジェフユナイテッド千葉への完全移籍です。
伊東は2012年に静岡学園から鹿島に入団した生え抜きの選手です。
入団当時は内田2世と期待され、次の背番号2は伊東が付けるのではないかと思っていました。
ライバルは西大伍や内田篤人といった日本代表クラスであり怪我もあって結局レギュラーを取れませんでした。
しかし近年の若手のようにレンタル移籍もなくずっと鹿島で勝負し続けました。
その姿をずっと見てきただけに結果が出なかったことはサポーターとして残念です。
鹿島での9年間は無駄ではなかったことをジェフで証明してほしいです。
これからもずっと応援しています。
そしてここからは噂です。
12月31日に大迫勇也(ブレーメン)のJリーグ復帰が報じられました。
具体的なチーム名はありませんでしたが本人が希望すればJリーグ復帰を容認するという内容でした。
今シーズンはここまでリーグ戦14試合中11試合出場(0得点)とレギュラーFWであります。
しかしコロナの影響でクラブ収入が減っているためブレーメンは売却もありえるとしています。
移籍金は200万ユーロ(約2億5000万円)あたりのようです。
鹿島にとっては復帰のチャンスではないでしょうか。
去年の昌子源(トゥールーズFC→ガンバ大阪)のようなことがあっては絶対にいけません。
ここは情報収集を常に行っていただきたいと思います。
そして1月3日には今冬のブエノ(アトレチコ・ミネイロ)のレンタルバックの情報も出てきました。
公式に発表はされていませんが元々は2021年末までの契約のようでした。
チームでCB4番手のため早期返却が濃厚のようです。
ただCBは現在最も層が厚いポジションです。
大岩体制の終盤ではレギュラーでしたがザーゴは使うのでしょうか。
以上が鹿島の情報です。
次にこの1週間で最もストーブリーグを盛り上げたのは清水エスパルスです。
まず12月25日にポルティモネンセから日本代表GK権田修一を2022年1月1日までのレンタル移籍を発表しました。
これはかなり大きいですね。
権田と言えばU-15から各世代の日本代表の常連であり、2018年に日本代表が森保一監督になってからはA代表のレギュラーGKです。
清水は昨年70失点とリーグ最多失点数でした。
まずは守備の補強は必須です。
今季は4チームのJ2降格があり非常に厳しい戦いが予想されます。
2017年にJ1に復帰してからの4年間は14位、8位、12位、16位と常に下位争いをしています。
今季のフロントの本気度が見えました。
さらに補強は止まりません。
12月26日にはポルトガルのCDサンタ・クララからチアゴ サンタナを獲得しました。
27歳で184cmの左利きのFWです。
今季もポルトガルリーグで9試合7得点と活躍しています。
年齢や体格、成績を見る限りではJリーグで爆発しそうな雰囲気があります。
厄介な選手になりそうです。
翌12月27日にはGK永井堅梧(松本山雅FC)とDF片山瑛一(セレッソ大阪)も獲得を発表します。
片山はJ1セレッソで昨季32試合出場のレギュラーでしたのでよく移籍で獲れたというくらいの選手です。
さらに移籍は続きます。
12月29日にはサガン鳥栖の原輝綺を獲得します。
原は市立船橋高校時代から各世代の代表であり東京オリンピックのメンバーにも入る可能性のある逸材です。
すでに2019年のコパアメリカでA代表デビューもしています。
最初に入団したアルビレックス新潟でも鳥栖でもレギュラーになっている守備のスペシャリストです。
どのポジションで使われるのか注目です。
そして最後は12月30日にギラヴァンツ北九州からディサロ燦シルヴァーノの獲得を発表しました。
北九州の2年間でJ3,J2とステップアップをしてきた選手です。
昨季は35試合で18得点とJ2得点ランキング2位になっています。
色んな得点パターンを持っておりどこかのJ1クラブには行くと思っていましたが清水でした。
清水なら出場機会も多いと思うのでJ1レベルに慣れれば普通にやれると思います。
ちなみに法政大学出身で上田綺世の2学年上です。
ディサロが4年時はディサロがレギュラーで上田がベンチでした。
移籍組でこれだけ優秀な選手を獲れるのはすごいことです。
さらに監督は前セレッソ大阪のロティーナ氏が就任することが12月24日に発表されています。
昨季セレッソを4位に押し上げた名将です。
これだけの戦力があれば上位進出も可能性はありそうです。
今季はエスパルスが不気味な存在になる気がします。
他にもまだまだ情報はありますが鹿島と清水だけで長くなりすぎましたので今回はここで終了します。
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