染野唯月、将来の鹿島のエースになるために

鹿島アントラーズ

9月12日は染野唯月の誕生日です。

2001年生まれなので今年で21歳になります。

尚志高校から高卒でプロ入りしたため今季がプロ3年目です。

鹿島アントラーズでプロ生活をスタートさせるもFWの層の厚さの前に出場数を伸ばせません。

能力は高いものがありますが怪我もありチャンスを活かすことができませんでした。

さらに今季は鈴木優磨の復帰により枠が一つ埋まってしまいます。

そしてレネ・ヴァイラー前監督の好みでなかったのか7月17日からJ2東京ヴェルディにレンタル移籍中です。

今季は第15節サガン鳥栖戦でリーグ戦初ゴールを決めたところでした。

鹿島で育ててほしい気持ちが大きかったのでレンタルと言えども移籍は残念です。

ただJ2レベルではほぼレギュラーとして出場できています。

8月6日のJ2第30節V・ファーレン長崎戦では思い切りのいい飛び込みから決勝点となる移籍後初ゴールを決めています。

これで今季はJ1リーグ戦、J2リーグ戦、ルヴァン杯、天皇杯と様々なコンペティションでゴールを決めることとなりました。

まだ若く2年後のパリオリンピック世代の選手です。

尚志高校時代から期待されていた選手であり、全国高校選手権では2年次に得点王になっています。

これまで染野以前に高校選手権の得点王が鹿島に入団した選手は3名いました。

どのような選手が入団しているか振り返ってみます。(リーグ戦成績は鹿島所属時)

第64回大会
黒崎比差支(宇都宮学園高校) 5得点
リーグ戦144試合出場48得点
国際Aマッチ24試合出場4得点
2年次に3連覇を目指していた帝京高校を1−0で破りベスト4まで進出します。
そして自身は5得点で得点王に輝きました。
卒業後はまだJリーグが誕生していなかったため本田技研でプレーし、J開幕に合わせ鹿島に移籍してきます。
長谷川祥之との日本人Wエースとして草創期の鹿島を作り上げた一人となりました。
通算48得点は鹿島歴代10位の成績です。

第76回大会
金古聖二(東福岡高校) 5得点
リーグ戦45試合出場4得点
東福岡高校が史上初の高校3冠を達成した時のCBです。
2年生ながらレギュラーとなり将来を嘱望された選手でした。
そしてセットプレーから得点を量産しCBで得点王という偉業を達成します。
鹿島でも秋田豊の後に背番号3を託され大きな期待を寄せられます。
しかし左膝十字靭帯断裂、左膝半月板損傷で全治1年の怪我や岩政大樹の加入もあり高校時代ほどの結果は出せませんでした。

第87回大会
大迫勇也(鹿児島城西高校) 10得点
リーグ戦139試合出場40得点
国際Aマッチ57試合出場25得点
「大迫半端ないって」という言葉が流行するなどこの大会の主役でした。
初戦から大会史上初の4試合連続2得点で波に乗ると10得点まで数字を伸ばします。
これは未だに個人での一大会最多得点記録となっています。
プロ入り後も順調に成長し鹿島から世界に飛び立ち、日本代表のエースにまでなりました。

金子はCBで得点王という特殊な選手でしたが、FWの2人はしっかりと鹿島で活躍し日本代表にまでなりました。

鹿島は伝統的に高卒の選手を育てるのが上手いクラブです。

特にFWは期待通りに育っていると思います。

柳沢敦を筆頭に鈴木隆行、平瀬智行、興梠慎三と日本代表にまで上り詰めています。

その中で興梠はJリーグ史に残る選手にまでなりました。

リーグ通算161得点を挙げておりJリーグ歴代2位タイです。

浦和レッズ時代に多くの得点を決めていますが育てたのは鹿島と言っても過言ではないでしょう。

その興梠もプロ3年目の出場30試合目にリーグ戦初ゴールを決めています。

染野も3年目の31試合目でリーグ戦初ゴールとほぼ同時期です。

ここから一気に点取り屋として花が咲くかもしれません。

まずはヴェルディで試合に出場することにより多くのことを経験してほしいです。

そして逞しくなって鹿島に復帰してもらえたらと思います。

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