9月14日から日本勢のACLラウンド16が始まりました。
今年はコロナ禍によりノックアウトステージは全て一発勝負です。
そのためホームでできるのかアウェイでできるのかが非常に重要になります。
ホームの豊田スタジアムで戦えた名古屋グランパスは大邱FCに4−2で勝利しました。
そしてアウェイの蔚山文殊フットボールスタジアムでの試合となった川崎フロンターレは蔚山現代FCに0−0でPK戦に突入し2−3で惜しくも敗戦となりました。
蔚山は昨年のACLチャンピオンであり、両チームともグループステージを全勝の首位で通過し国内リーグでも首位に立っていました。
そのためレベルが高く緊迫した内容でした。
川崎は三笘薫、田中碧の海外移籍、さらに谷口彰悟、旗手怜央などの怪我人が出ており序盤ほど勢いはありません。
この辺りのメンバーがいればACLで優勝できたかもしれませんね。
川崎は今年のグループステージを6戦6勝であり得点27、失点3という圧倒的な強さで突破しています。
これは鹿島アントラーズの過去のACLと比べてどうなのでしょうか。
鹿島はこれまでACL本戦に9度出場しています。(2020年はプレーオフで敗退)
そのため試合数は多く通算70試合戦っています。
内訳は36勝15分19敗であり138得点、76失点です。
勝率は51.4%であり鹿島と言えどもなかなか勝てていません。
ちなみにリーグ戦の勝率は55.1%であり国際舞台の厳しさを感じます。
グループステージに絞って見てみると51試合で29勝9分13敗です。
勝率は56.9%と国内平均勝率を超えてきました。
鹿島はACLに9回出場してGS敗退は2回しかありません。(2002-03年度と2015年度)
決勝トーナメントになると初戦で負けるという事実が強く刻まれてしまったのは逆にGSの好調が際立たせてしまったようです。
1年ずつ見ていくと2010年、2011年は2年連続無敗でGSを突破しています。
さらに2010年度は6戦全勝と素晴らしい成績を残しています。(2011年度は3勝3分)
ただこの時期は圧倒的な試合運びというより堅守で1点を守り切るという戦い方をしていました。
今年の川崎のように攻撃力を爆発させたGSは1度だけありました。
それは2008年度です。
北京国安にアウェイで負け5勝1敗でしたが28得点3失点と今年の川崎を上回る攻撃力でした。
マルキーニョス、興梠慎三、田代有三と三者三様に特徴のあるFWが揃っており見ていて面白いくらい得点が入っていました。
未だにACLグループステージにおける最多得点記録は2008年の鹿島アントラーズが記録した28点になっています。
やはり鹿島のいないACLはつまらないです。
来年度は出場できるようリーグ3位以内、天皇杯優勝のどちらかは必ず達成してもらいたいです。
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