5月6日にブラジルメディア「Esporte Goiano」がブラジル人FWヴィニシウスの獲得に鹿島アントラーズが失敗したことを報じています。
まずはこのヴィニシウスがどんな選手なのかを調べました。
1993年8月3日生まれで現在28歳です。
身長は179cmであり右利きの左SH、左ウイングを主戦場とするFWです。
元Uー23ブラジル代表にも選ばれていた選手でした。
プレースタイルはおそらくドリブラーだと思われます。
そして2013年にプロ入り後は毎年所属クラブを変えている渡り鳥タイプの選手です。
昨季はブラジル2部のナウチコで33試合に出場し8ゴール11アシストとブレイクを果たします。
今季は1部のECバイーアへ個人昇格をするも加入から1ヵ月足らずでゴイアスへレンタル移籍していました。
ここ3年ほどフリー移籍をしているため契約期間を1年にし1つのクラブに止まりたくないようです。
ゴイアスでもここまで10試合に出場して3ゴール7アシストと結果を残していました。
サイドハーフの選手でこれほど目に見える成績を残しているのはすごいです。
ただ現在はハムストリングを負傷し離脱しています。
これほどの選手がフリーで退団する可能性があったため鹿島も獲得に乗り出したようです。
しかしゴイアスが2025年12月までの完全移籍で獲得したようで鹿島への移籍は無くなってしまったとのことでした。
4月6日付けの最新の市場価値は130万ユーロ(約1億8000万円)であり助っ人としては十分な評価となっていました。
ここまでがヴィニシウスの簡単な紹介です。
そして鹿島アントラーズは一体どこを補強しようとしているかです。
現在の左SHにはアルトゥール カイキ、和泉竜司、土居聖真、荒木遼太郎と駒が揃っています。
それでも獲得を考えているということはレネ・ヴァイラー監督は中盤をダイヤモンド型にしたいのではないかと思われます。
和泉、土居、荒木はトップ下の方が活きるタイプです。
また右SHには松村優太が定着しつつあることを考えるとサイドはスピードがある選手を起用したいのではないでしょうか。
ヴァイラー監督が掲げる縦に早いサッカーに合う選手で得点やアシストなど数字を残せる選手を求めていると思います。
FWは鈴木優磨、上田綺世がいるため離脱や移籍がない限り困ることはありません。
しかしFWにマークが集中してしまうと他に点が取れる選手がいないという現状もあります。
もしヴィニシウスを獲得できていたらバリエーションが増えていたことは事実です。
エヴェラウドが怪我の治療でブラジルに帰国しており戻ってくるか不透明です。
そのため獲得できるならしたかったですね。
ただ攻撃の陣容は豊富ですが今の鹿島に必要なのは守備陣ではないのかと思ってしまいます。
CBと左SBは本当に手薄です。
レギュラーとして安心して送り出せるのはCBでは関川郁万、三竿健斗、左SBは安西幸輝しかいません。
まだシーズンは1/3ほどしか終わっていませんがこの3人はすでにフル稼働です。
このままでは夏場に故障してしまいます。
鹿島のことなので何も考えていないことはないと思いますが不安になってしまいます。
夏のマーケットで鹿島に合ういい選手を補強したいですね。
理想はニームから植田直通を戻してほしいです。

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