サッカーは元々得点が入りにくいスポーツです。
そのためゴールを決めるとスタジアムは熱狂するのです。
選手はそのために人生を賭け、サポーターはそのためにスタジアムに訪れます。
やはり得点が決まった時が最も興奮する瞬間です。
まずサッカーでは1試合でどれほどの得点が入るものなのでしょうか。
J1リーグでの過去5年間の得点率は以下の通りとなっています。
2021年 1試合平均得点2.42
920得点(380試合)
2020年 1試合平均得点2.83
866得点(306試合)
2019年 1試合平均得点2.60
797得点(306試合)
2018年 1試合平均得点2.66
813得点(306試合)
2017年 1試合平均得点2.59
793得点(306試合)
ここ数年は似たり寄ったりの結果です。
大体両チーム合わせて1試合で2.5点ほど入っています。
ただJリーグ草創期は毎年のように1試合平均が3点を超えていました。
最も得点が入っていたのがフランスW杯があった1998年です。
全306試合で1074得点が生まれます。
1試合平均が3.51得点と今より1点も多く入っていた年でありました。
日本代表がW杯初出場となりどのクラブも積極性が出ていたのかもしれません。
しかし年々少しずつ得点数が減っており1点の重みが増しています。
世界的に見ても戦術が確立され、GKやDFのレベルが上がってきました。
今後も減少傾向が続くと思われます。
この数字は鹿島サポーターからすると少し多く感じるかもしれません。
これは平均値なので実際の試合スコアとは多少変わってきます。
今度は実際にどのスコアが多いのか調べてみました。
2010年〜2015年のJリーグの2178試合の結果は以下の通りでした。
1−0(0−1)
19.2%
2−1(1−2)
18.3%
1−1
12.1%
2−0(0−2)
11.4%
0−0
8.0%
少しデータは昔のものですがそれほどの誤差はないと思われます。
上位5つの結果で7割を占めています。
実際のスコアは平均値より得点は入らない傾向があるようです。
サッカーでは1−0のスコアが5試合に1試合と最も多いためやはり1得点の重要性を感じます。
それでは鹿島アントラーズではどのスコアが多いのでしょうか。
2018年〜2021年のリーグ戦140試合の集計結果は以下の通りです。
1−0(0−1) 28試合
20.0%
2−1(1−2) 27試合
19.3%
2−0(0−2) 15試合
10.7%
1−1 14試合
10.0%
0−0 7試合
5.0%
上位5つの結果が占める割合は全体とも大きな差はありませんでした。
しかし鹿島の場合、引き分ける確率が低く勝負が決する結果の割合が高いです。
クラブが引き分けを狙うというスタンスではないからでしょう。
また1−0、2−1の結果の確率が全体より高くなっています。
伝統的に1−0、2−1で勝つイメージが強く結果に反映されていると言えます。
ただこれは勝った場合も負けた場合のスコアも含まれています。
今後、全ての内訳も精査しどのスコアが最も勝利が多く、どのスコアで最も敗戦が多いかも調べてみようと思います。
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