大阪産業大学の赤塚ミカエルという選手をご存知でしょうか。
2000年11月1日生まれであり、この4月から大学4年生になります。
鹿島アントラーズつくばジュニアユース、ユースとアントラーズの下部組織で育った選手です。
しかし残念ながらトップ昇格は叶いませんでした。
この年は佐々木翔悟、有馬幸太郎の2人が昇格を果たしています。
そして悔しさをバネに大学では着実に力を付けてきました。
今のところはまだプロからのオファーは無いようでこの1年が勝負の年になりそうです。
身長は175cm、体重は70kgとそこまで大きな選手ではありません。
そのためセンターフォワードタイプというよりはシャドータイプのストライカーです。
少し映像を見ましたがトラップがうまく足元の技術もありました。
得点力が備わればプロ入りはできると思います。
おそらく鹿島アントラーズも高校卒業時にトップに上げるか悩んだでしょう。
赤塚が高校3年生であった2018年は鹿島ユースはプレミアリーグEASTで優勝しています。
その時の主力であったため実力はある選手です。
鹿島ユースは2015年以来2度目のプレミアEASTの優勝でした。
そしてこの時は4人がトップ昇格をしています。
町田浩樹、平戸太貴、田中稔也、垣田裕暉と近年で4人の昇格は珍しかったです。
これらのメンバーに劣らないほどのメンバーが2018年もいました。
トップ昇格をした選手は以下の通りです。
背番号1 山田大樹(2年)
背番号7 佐々木翔悟(3年)
背番号22 舩橋佑(1年)
背番号9 有馬幸太郎(3年)
そして背番号19で赤塚ミカエル(3年)がいました。
他にも増崎大虎はいわきFC、柳町魁耀は水戸ホーリーホック、石津快は鹿児島ユナイテッドFCに入団とプロ選手を輩出しています。
その中で一緒にプレーしているためプロ入りは意識しているはずです。
これまで鹿島アントラーズの育成組織出身者でプロになったのは64人いました。
その内ユースから鹿島アントラーズのトップに昇格したのが34人となっています。
Jリーグが開幕してから30年間での人数なのでなかなかの狭き門です。
他にはジュニアユースからユースに上がれず、高校や大学を経由して鹿島に戻ってきた選手も4名います。
鈴木修人(鹿島ジュニアユース→市立船橋高校→早稲田大学→鹿島アントラーズ)
佐々木竜太(鹿島ジュニアユース→鹿島学園高校→鹿島アントラーズ)
上田綺世(ノルテジュニアユース→鹿島学園高校→法政大学→鹿島アントラーズ )
染野唯月(つくばジュニアユース→尚志高校→鹿島アントラーズ)
果たして赤塚は彼らのように鹿島に戻って来られるのでしょうか。
それとも違うクラブでプロ入りすることになるのでしょうか。
今の鹿島はFWの層が厚く、年齢も若い優秀な人材が揃っています。
そのため他の選手が持っていない武器が無いと入団は厳しそうです。
どんな進路になるのか楽しみです。

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