7月1日に上田綺世のベルギーリーグ1部サークル・ブルージュKSVへの完全移籍が発表されました。
6月27日に正式オファーが届き急転直下で決定しました。
最終的には本人の成長のため海外に行きたいという意思が尊重されたようです。
そして7月2日には現地でメディカルチェックを受けるため離日しました。
最後に直接会うことも叶わず残念な別れとなってしまいました。
鹿島にとってはリーグ優勝を狙う上で得点王を失うという大きな戦力ダウンです。
残った選手たちの奮起に期待したいです。
サークル・ブルージュには2018年に鹿島アントラーズから植田直通が移籍しています。
同じUEDAでありサポーターからも歓迎ムードのようです。
契約期間は2026年6月までの4年間とのことでその間にビッグクラブへのステップアップを目指すことになります。
世界一のストライカーになれるよう応援しています。
上田は法政大学の3年生の夏に鹿島に入団しています。
本来は大学卒業後に入団が決定していましたが前倒しで加入しました。
そして4シーズン鹿島アントラーズでプレーしています。
以下がリーグ戦での全得点です。
2019年
8月10日第22節 横浜F・マリノス(〇2−1) 1ゴール
9月1日第25節 清水エスパルス(〇4−0) 2ゴール
10月18日第29節 松本山雅FC (△1-1) 1ゴール
13試合(399分)4得点 90分当たり平均得点0.902
2020年
7月18日第5節 横浜F・マリノス(〇4-2) 2ゴール
9月9日第15節 ベガルタ仙台(〇2-1) 1ゴール
10月21日第33節 ヴィッセル神戸(〇3-1) 1ゴール
11月3日第31節 横浜F・マリノス(〇3-2) 1ゴール
11月21日第28節 ベガルタ仙台(〇3-1) 1ゴール
11月29日第30節 浦和レッズ(〇4-0) 2ゴール
12月12日第32節 清水エスバルス(◯2−0) 2ゴール
26試合(1154分)10得点 90分当たり平均得点0.780
2021年
4月7日第8節 柏レイソル(○2−1) 1ゴール
4月11日第9節 北海道コンサドーレ札幌(△2-2) 1ゴール
4月24日第11節 ヴィッセル神戸(△1−1) 1ゴール
5月9日第13節 FC東京(○3−0) 1ゴール
5月15日第14節 横浜F・マリノス(○5−3) 1ゴール
5月30日第17節 川崎フロンターレ(●1−2) 1ゴール
8月25日第26節 清水エスバルス(◯4−0) 1ゴール
8月28日第27節 横浜F・マリノス(○2−0) 1ゴール
9月18日第29節 ガンバ大阪(○3−1) 1ゴール
9月26日第30節 セレッソ大阪(○2−1) 2ゴール
10月2日第31節 横浜FC(●1−2) 1ゴール
10月23日第33節 FC東京(○2−1) 1ゴール
11月27日第37節 ベガルタ仙台(○1−0) 1ゴール
29試合(1753分)14得点 90分当たり平均得点0.712
2022年
2月19日第1節 ガンバ大阪(○3−1) 2ゴール
3月19日第5節 湘南ベルマーレ(○2−1) 1ゴール
4月2日第6節 清水エスパルス(○2−1) 1ゴール
4月6日第7節 アビスパ福岡(○1−0) 1ゴール
5月3日第11節 ジュビロ磐田(○3−1) 2ゴール
5月14日第13節 北海道コンサドーレ札幌(○4−1) 1ゴール
5月25日第15節 サガン鳥栖(△4−4) 1ゴール
5月29日第16節 横浜FC(●1−3) 1ゴール
18試合(1464分)10得点 90分当たり平均得点0.614
リーグ戦通算成績は86試合出場で38得点でした。
プロ入り後スランプがなくコンスタントに得点を重ねています。
毎年90分当たりの平均得点で0.6を超えるハイペースでした。
今季もこのペースでシーズン最後まで所属していたら得点王になれたでしょう。
また得点を決めた試合の勝率が非常に高いものになっています。
初ゴールから15試合負けなしと不敗神話を作ります。
最終的には31試合でゴールを決め24勝4分3敗の勝率77.4%というとんでもない成績を残しました。
まさにエースとして活躍してくれました。
また鹿島に大学から新卒で加入したFWの選手はあまり実績を残せていませんでした。
これまでは田代有三(福岡大学)31得点、赤﨑秀平(筑波大学)14得点、深井正樹(駒沢大学)13得点となっていましたが上田は歴代1位となりました。
これほどの成績を残しながら一つもタイトルを取れなかったことは心残りです。
海外ではクラブの優勝や個人タイトルとなる得点王やMVPを獲得してもらいたいです。
最後に鹿島アントラーズの2022年シーズン前半戦の躍進は上田なしには語れません。
絶対リーグ優勝してベルギーに良い報告ができるようにしましょう。
コメント