第11節ヴィッセル神戸戦を振り返って【上田綺世の不敗神話は続く】

鹿島アントラーズ

4月24日は第11節ヴィッセル神戸戦がカシマサッカースタジアムで行われました。

結果は1-1の引き分けでした。

先制され苦しい展開でしたがどうにか追いついた印象です。

内容的にはこのドローは妥当だったと思います。

今季初のリーグ戦の連勝はならず非常に残念な結果です。

ここ7年ホームゲームで勝利がなかった神戸の前にまたしても勝てませんでした。

これで8年連続の未勝利となり来年にこの不名誉な記録をストップしてほしいです。

まずは今節を振り返ります。

スターティングメンバーは以下の11人でした。

GK31 沖悠哉
DF32 常本佳吾
DF39 犬飼智也
DF28 町田浩樹
DF14 永戸勝也
MF4 レオ シルバ
MF20 三竿健斗
MF41 白崎凌兵
MF13 荒木遼太郎
FW8 土居聖真
FW18 上田綺世

スタメンの11人は相馬監督の初戦となったリーグの徳島ヴォルティス戦と同じでした。

現状このメンバーが監督の考えるベストでありそうです。

今後ピトゥカ、カイキが絡んできた時にどうなるかでしょうか。

試合は鹿島がボールを持つ時間帯が多くスタートしますがいい形でシュートにまで持ち込めません。

そんな中16分に最初の決定機がやってきます。

16分に常本のプレッシングからカットし出したパスで荒木がGKと1体1になります。

しかし左足のシュートは前川黛也に触られゴールはなりません。

荒木はリーグでは第4節のサンフレッチェ広島戦から得点が止まっており絶好のチャンスだったためここは決めたいシーンでした。

その後一瞬の隙から神戸に先制されます。

28分に中央でアユブ マシカに体の強さからうまくゴール方向に反転されDFラインの背後にパスを出させてしまいます。

これに古橋亨梧が冷静に沖の上を狙うループシュートを打たれ先制点を許してしまいました。

マシカのしなやかさと古橋のスピード、シュートのうまさがうまく嚙み合ってしまいました。

マシカはケニア代表でオルンガともプレーしていたようです。

Jリーグに慣れればもっと脅威になる選手だと思います。

その後点を取らなければならなくなったためボールを保持し前がかりになります。

43分に永戸の左足のクロスに土居が頭で合わせますがわずかゴール上に飛んでしまいます。

前半のアディショナルタイムにはセルジ サンペールのロングパスから古橋が沖をかわしますが角度がなかったため助かりました。

両チームとも2度ずつの決定機で前半は終了です。

鹿島はどちらかを決めておかなければいけないシーンでした。

後半になっても全体的に押し気味ではありますが効果的な攻撃は見られません。

61分に白崎、常本から遠藤康、小泉慶に2枚替えで活性化を図ります。

直後の63分に古橋の左からの大きなサイドチェンジから山川哲史が鋭いクロスを送ります。

これを走り込んだ古橋にネットを揺らされ万事休すかと思いました。

しかし古橋が少し先に飛び出しておりオフサイドで救われました。

ピンチの後にチャンスありで今度は鹿島がゴールを決めます。

64分に三竿のパスに上田が絶妙なトラップから放ったシュートが小林友希に当たりコースが変わってゴールが決まります。

本当にストライカーらしいゴールです。

多少アバウトでもシュートを打てば何かが起こるという典型でした。

ここから逆転に出ようとした68分に上田に代えて染野唯月を投入します。

上田は少し前にジャンプの着地で右腕を痛めておりその影響での交代です。

この後から一気に鹿島が猛攻に出ます。

三竿、遠藤と連続シュートがあり得点への意欲が見えました。

ただこの直後の70分に後半の飲水タイムがありここで流れが変わってしまいました。

再開してから終了までは終始神戸ペースです。

中盤にスペースが空きゴール前まで来てははじき返す大味な試合展開になりました。

80分にCKから菊池流帆にあわやのヘディングシュートを打たれますがサイドネットで助かります。

83分に土居から松村優太に交代し最後の攻撃に出ます。

この時間からの松村は敵からしたら脅威でしかありません。

しかしこの試合では見せ場はなくこのままタイムアップです。

勝てなかった試合とも取れますし負けなくてよかったとも取れる試合でした。

正直評価は分かれる試合内容だったと思います。

ただこの引き分けでリーグ戦はここ4試合負けなしの2勝2分けとなっています。

これが首位で2位以下と勝ち点差があれば十分な結果でしょう。

しかし今の鹿島は引き分けでは上位陣に追いつくことはできないくらい離されています。

ここから上位進出をするには勝ち点3は欲しかったです。

そのためこの引き分けは全く満足はできませんが次もすぐやってくるのでリカバリーをし勝利を積み重ねてもらいたいと思います。

そして上田綺世がJリーグ初ゴールを決めた2019年以降得点の試合は負け無しの通算10勝3分けと不敗神話が伸びました。

FWとしてこのような記録が伸びることは喜ばしいことですのでこれからもどんどん更新していってほしいです。

ただ右腕の負傷の具合が気になります。

ヒーローインタビューでも軽症ではなさそうなことを示唆していました。

また試合後のスタジアムの周回も全く右腕が上がっておらず離脱の可能性があります。

現在エヴェラウドもコロナの陽性疑惑で戦列を離れており残るは染野唯月一人です。

この試合もそうでしたが染野が今すぐ大活躍できるとは言い難いです。

まだ高卒2年目の選手のためもう少し時間がかかりそうです。

ピトゥカ、カイキが試合に出場できるようになってもFWがいないという非常事態になってしまいます。

上田の状態がリリースされるまで心配ですが無事であることを祈っています。

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