山口一真の大怪我と過去に復帰した選手

鹿島アントラーズ

今季鹿島からJ2水戸ホーリーホックにレンタル移籍中の山口一真が11月29日の第37節愛媛FC戦で左膝前十字靱帯損傷・左膝外側側副靱帯損傷で全治6ヵ月の大怪我を負いました。

状況としましては飲水タイム明けの前半23分に山口がシュートモーションに入ったところをブロックに来た相手DF山崎浩介と接触しました。

山口は相当飛んでいたのでかなりの接触があったと思われます。

私は鹿島のサポーターなので相手の足は山口の左足に入っておりファールではないかと文句を言いたくなります。

これで山口の今シーズンは終わってしまいました。

本当にただ残念という言葉だけでは言い表せません。

山口は阪南大学で1年生、3年生、4年生の時に3度も関西学生リーグでアシスト王になり将来を有望視されていた選手でした。

そして大学生ナンバー1アタッカーとして2018年に鹿島アントラーズに入団します。

しかし2年間でリーグ戦は17試合1得点とさほど出番はありませんでした。

それがJ2で武者修行中の今季は35試合15得点と大活躍でした。

この15得点は怪我をする第37節まで得点ランキング第2位です。

レンタル移籍にもかからわず背番号10を与えられ期待以上の働きだったと言えます。

本人はこれほど結果が出せていたので最後までやりたかったでしょう。

さてサッカーの怪我で前十字靱帯損傷はよく聞きます。

他ではバスケットボールやバレーボール、ラグビーなどでもよく起こる怪我です。

後ろから前に強く力がかかった時に起こりやすいためジャンプの着地の時が多いようです。

また物理的に後ろから強烈な衝撃があった場合もなるそうです。

最近では11月11日の第7節サンフレッチェ広島vs名古屋グランパスで金崎夢生も相手DF佐々木翔と46分に接触があり右膝前十字靱帯損傷および外側半月板損傷で全治6~8ヵ月と診断されていました。

鹿島アントラーズでも前十字靱帯損傷で長期離脱する選手は多いです。

まずはどのような選手が怪我をしたか振り返ります。

伊東幸敏(当時24歳) 右膝前十字靭帯損傷(全治6ヵ月)
2018年8月25日 練習中

町田浩樹(当時19歳) 右膝前十字靭帯損傷(全治6ヵ月)
2017年5月19日 第12節川崎フロンターレ戦

ジネイ(当時31歳) 右膝前十字靭帯、右膝半月板損傷(全治8ヵ月)
2015年6月20日 1st第16節横浜F・マリノス戦

ダヴィ(当時30歳) 左膝前十字靭帯損傷、左膝外側半月板損傷(全治8ヵ月)
2014年10月18日 第28節柏レイソル戦

小笠原満男(当時29歳) 左膝前十字靭帯損傷、左膝外側半月板損傷(全治6ヵ月)
2008年9月20日 第25節柏レイソル戦

伊東、町田は若くして怪我をしましたが復帰後は普通にやれている気がします。

また30歳前後で怪我をした3人は以前と同じようなパフォーマンスはできなくなっていました。

小笠原は復帰後も10年間現役生活をすることができました。

しかし以前はJ1歴代3位の15得点を直接FKで決める名手であったにもかからわず復帰後は精度が上がらずほとんど蹴りませんでした。

プレースタイルも完全に潰し役になってしまいました。

山口はまだ24歳と若い選手です。

おそらく完治すれば以前のようにプレーできるはずです。

レンタル移籍中の選手なので基本的には来季は鹿島に戻ってくるでしょう。

復帰は東京オリンピックの前くらいになるでしょうか。

しっかり治して夏場以降の終盤戦できっちり戦力になってもらいたいですね。

鹿島入団時の会見で本人はトップ下を一番に希望していました。

現在は土居聖真や遠藤康といった選手たちがいますが絶対的なレギュラーとまでは言えません。

来年は山口一真がどのような活躍を見せレギュラー陣に割って入るか今から楽しみです。

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