今季から鹿島の新監督に就任したアントニオ・カルロス・ザーゴ。
途中中断していた時期もありましたがもう10ヵ月ほど経ちました。
どんな人物なのか今回は紹介します。
アントラーズ史上11人目の監督です。(代行監督を除く)
今季序盤は公式戦6連敗スタートで躓きましたがここに来て立て直しています。
選手時代に柏レイソルに所属していたこともあり全く知らない国では無かったにしろすぐに結果を出すのは難しかったのでしょう。
歴代のブラジル人監督の最初はどんな結果だったのでしょうか。
今までの新監督のスタート時を振り返ります。
上記の結果でした。
ここまではっきりと差が出るのはおもしろいですね。
エドゥーはジーコの兄、ジョルジーニョは鹿島に選手として所属しており日本に所縁のある監督ほど序盤は結果が出ていません。
オリヴェイラも最初は解任騒動がありましたが見事名監督になりました。
5年間で毎年主要タイトルを獲り通算6冠はアントラーズ史上最多です。
ぜひザーゴにはこの記録を超えてほしいです。
ザーゴは選手時代は闘志むき出しで激しいセンターバックでした。
サンパウロ、パラメイラスといったブラジルの有名チームに所属していました。
またセリエAのローマにも5年間所属しており2000-2001年シーズンには優勝をしています。
ちなみにその時のチームメイトにはトッティや中田英寿がいました。
そしてブラジル代表には11年間招集され、キャプテンマークを付けていた試合もありました。
ただ4年ほど呼ばれなかった時期もありレギュラー格になったのは30歳になってからと遅咲きです。
その年にはコパアメリカ1999があり優勝もしています。
ブラジル代表通算では37試合出場3得点でした。
このように現役時代はバリバリのDFでしたが監督としての考えは攻撃重視のようです。
理想は「相手に何もさせずにパスを繋いで、積極的にゴールを目指すサッカー」と語っています。
その言葉通り今シーズンはボール支配率、シュート数が相手を上回ることが多いです。
本当に監督の描いているサッカーができるようになればきっと結果はついてくるでしょう。
内田篤人の引退試合の後のインタビューでは涙を流しながら内田について語る人情深さを見せました。
そしてインタビュー後は必ず日本語で「アリガトウゴザイマシタ」と締める礼儀正しさもあります。
そんな彼が監督の間に一緒にタイトルを獲りたいですね。
コメント