PSM水戸ホーリーホック戦を振り返って【J開幕に大きな不安を残す敗戦】

鹿島アントラーズ

2月12日はいばらきサッカーフェスティバル水戸ホーリーホック戦がケーズデンキスタジアム水戸で行われました。

結果は0−2で完敗です。

昨年に続き同大会2連敗となりました。

Jリーグ開幕まで1週間となりましたが多くの課題が出た試合となっています。

まずは試合を振り返っていきたいと思います。

スターティングメンバーは以下の11人でした。

GK29 早川友基
DF32 常本佳吾
DF55 植田直通
DF5 関川郁万
DF25 佐野海舟
MF14 樋口雄太
MF21 ディエゴ・ピトゥカ
MF10 荒木遼太郎
MF27 松村優太
FW40 鈴木優磨
FW13 知念慶

フォーメーションは4−4−2でした。

佐野は左SB起用です。

2列目は右に荒木、左に松村です。

知念をトップに置いて鈴木を流動的にする形でした。

鹿島は前線からプレスをかけ攻撃の意識が高くスタートします。

そして6分にいきなりビッグチャンスがありました。

知念がドリブルで中に切り込み左足でシュートをします。

これが相手DFに当たり荒木の足元にこぼれてきました。

荒木はここからドリブルでうまくフェイントを入れて強烈なシュートを打ちます。

相手GK山口瑠伊の正面で止められますが、そこからつなぎ知念も強烈なシュートを打ちますがまたしてもGKの正面でした。

荒木、知念の個人技の上手さが出たシーンであり決め切れていれば違う展開になったかもしれません。

その後も主導権を握り鹿島の時間が続きます。

ピトゥカのミドルシュートがバーに当たるなど得点の雰囲気は出てきました。

しかし1本の縦パスであっさり失点をしてしまいます。

26分にハーフウェーラインから大崎航詩が武田英寿にスルーパスを出しました。

すると佐野は背後を取られうまく体を入れられてしまい武田に左足でネットを揺らされてしまいます。

このゴールを境目に鹿島は急激にトーンダウンします。

失点以降は水戸にボールを保持される時間が長くなり連動した攻撃ができません。

FKから樋口のクロス気味のボールがゴールわずかに飛んだり、ピトゥカのクロスに知念がヘディングで狙い最後は関川が左足でシュートを打つなどチャンスはありましたが攻撃は単発でした。

前半は流れを引き寄せることができずに終了です。

後半も前半同様落ち着いた内容で時間だけが過ぎていきます。

水戸にカウンターを食らい危ないシーンもありました。

そこで56分に樋口、常本から広瀬陸斗、安西幸輝を投入です。

しかし交代直後の57分に追加点を許します。

左サイドのスローインから中央がガラ空きになってしまいます。

そこを突かれ前田椋介が右サイドに丁寧に出すとサイドバックの村田航一が見事なコースに蹴り込みました。

これでもう攻撃するしかなくなり61分に荒木、ピトゥカから藤井智也、土居聖真に交代します。

ここから藤井が左サイドを活性化させます。

69分には深い位置からクロスを上げるとファーサイドでフリーになった松村がボレーシュートを打ちました。

惜しくも左ポストに当たりネットは揺らせませんが久々にチャンスを作りました。

74分に松村、知念から染野唯月、垣田裕暉に交代と前線を厚くします。

最後は86分に垣田が抜け出し強引にシュートを打つもGKに防がれてしまいました。

得点が奪うことができず0−2での完封負けです。

シーズン前の練習試合で結果が出せず不安が残る中でシーズンを迎えることになりました。

まず守備では統率できる選手がいません。

昨季は三竿健斗が担っていましたがポルトガルに移籍をしてしまいました。

またその役割を期待された昌子源も怪我で開幕は間に合うかわかりません。

そして攻撃ではサイドに突破力がありクロスを上がられる選手が多くいます。

しかし中で決め切る選手がいません。

もう少し人数をかけて迫力を出したいです。

さらにセットプレーも活かしたいです。

コーナーキックの数は多かったですが崩し方のアイデアがなく得点の匂いは感じませんでした。

もう本番まで残された時間は少ないです。

ここから何かを大きく変えることはできないでしょう。

この試合でも失点してからチームを鼓舞できる選手はいなかったように見えました。

最後は気持ちが勝敗を分けると思います。

開幕戦では勝利への執念を見せてもらいどんな内容であれまずは結果がほしいです。

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