12月16日にFIFAの理事会がカタールのドーハで行われ、クラブワールドカップ2022の詳細が決定しました。
2023年2月1日〜2月11日までの期間にモロッコで開催するとのことです。
今季のACL決勝が行われていないためアジア代表は未定ながらも、従来の7チームで行われます。
このクラブW杯は2000年にブラジルで第1回大会が開催されました。
しかし成功には至らず、その他の諸事情もあって翌年以降中止となります。
そこでトヨタカップを開催していた日本で2005年からクラブ世界一を決める大会として始まりました。
以降は日本開催が多いもののUAEやモロッコ、カタールでも開催されています。
毎年行われていた世界大会ではありましたが注目度は高くなく大会方式の変更が議論されていました。
そして次回の2025年大会から大きく変わることになりました。
2025年のクラブW杯は6月に32チームが参加する新方式になります。
またワールドカップ同様4年に1度の大会になります。
果たしてこれでどこまで価値のある大会になるのでしょうか。
ただ今後は4年に1度しかなく出場国も増加するためこれまで以上に優勝することが難しくなります。
鹿島アントラーズも2016年と2018年の2回クラブW杯に出場しています。
2016年は開催国枠として、2018年はアジアチャンピオンとして出場しました。
特に2016年は日本で行われ鹿島がアジア初の決勝進出をした大会です。
そのため今も深くサポーターの心に残っています。
あれは2016年12月18日、舞台は横浜国際総合競技場でした。
決勝の相手は白い巨人、レアル・マドリードです。
鹿島のスタメンは以下の11人でした。
GK21 曽ケ端準
DF22 西大伍
DF23 植田直通
DF3 昌子源
DF16 山本 脩斗
MF6 永木 亮太
MF10 柴崎 岳
MF25 遠藤 康
MF40 小笠原 満男
FW8 土居 聖真
FW33 金崎 夢生
今考えるとすごく豪華なメンバーですね。
試合はいきなり開始9分にベンゼマにゴールを許してしまいます。
鹿島は苦しい展開が予想されましたがレアルは思ったほどプレッシャーをかけてきませんでした。
そのため鹿島としては1点ビハインドでしたがそれほどやりにくさはありませんでした。
レアルはスローテンポで試合を進めたためそこを鹿島は突いていきます。
44分、52分の柴崎岳の連続ゴールで2−1とリードします。
そこからレアルの目の色が明らかに変わりました。
猛攻に耐えられずに60分にクリスティアーノ・ロナウドにPKを決められてしまいます。
その後は両チームに勝ち越すチャンスはありましたが2−2のまま90分を終えようとしていました。
そこで事件が起こります。
鹿島がカウンターを仕掛けようとしたところで金崎夢生がセルヒオ・ラモスに手を使って倒されます。
セルヒオ・ラモスは55分にイエローカードをもらっており2枚目のイエローで退場となるかと思いました。
実際ザンビア人のジャニー・シカズ主審は胸に手を当てカードを出そうとしていました。
しかし明らかにイヤホンで何か言われたようでそのカードを出しませんでした。
どういう判断かわかりませんが未だに疑惑の判定です。
そして延長戦で98分、104分とクリスティアーノ・ロナウドにハットトリックを決められ万事休すとなりました。
結局2−4で敗れ世界一にはなれませんでした。
あの世界一を懸けた大激闘から早くも6年が経っています。
また痺れるような状況の中でビッグクラブと対戦したいです。
できればレアル・マドリードがいいですね。
2018年のCWCでも準決勝で鹿島はレアルと対戦しています。
2年前にいい試合ができたため今度こそという気持ちは強かったです。
しかしレアルの前に何もできず1−3で結果以上の惨敗でした。
やはり世界の壁は高かったです。
もし次に対戦できればレアルと公式戦で3度目の対戦となります。
日本のクラブでこれほどレアルと真剣勝負できるクラブもないでしょう。
3度目の正直で勝利し、鹿島アントラーズが世界一になることを願っています。
そのためにも2024年は必ずACLを制覇しCWCへの出場権を手に入れたいです。
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