3月18日にディエゴ・ピトゥカの母国復帰の可能性が再浮上しました。
ブラジル1部SCインテルナシオナルの情報を扱うYouTubeチャンネル「Vozes do Gigante」によると、インテルナシオナルがピトゥカ獲得のオファーをしたことを報じています。
そして現在は鹿島アントラーズの返答待ちとのことです。
果たして今回はブラジルに戻ってしまうのでしょうか。
ピトゥカは1992年8月15日生まれの現在30歳です。
プロ契約から数年はサンパウロ州選手権の3部、4部の無名クラブを渡り歩きます。
その後徐々にステップアップをし、25歳になる時にブラジル1部リーグの名門であるサントスに加入しました。
直前はボタフォゴSPという小さな3部クラブに所属しており、いきなり1部のビッグクラブへ個人昇格するとは夢のような話です。
このように1部のクラブでプレーし出したのが20代半ばとかなり遅咲きではあります。
そこからブラジルでは有数の選手となりコロナ禍の2021年に鹿島に移籍をしてきました。
ただピトゥカは自身をプロサッカー選手として成功に導いてくれたサントスにとても愛を持っています。
鹿島移籍後もサントス復帰の思いを隠すことなく再三語っていました。
元々ピトゥカはサントスに残りたかった気持ちがあったようですがクラブの財政難と娘への教育環境を考えて日本に来たという経緯がありました。
そのためいつかはサントスに帰る日は来るだろうと思われています。
昨年2022年の7月にピトゥカと当時のレネ・ヴァイラー監督との確執が噂されました。
その時にはサントスがピトゥカ復帰に向けて動いたと報じられています。
サントスはピトゥカ移籍後に成績が下降し立て直しができていません。
また財政難のままであり補強もままならない状況です。
それでも昨年12月にサントスは再オファーをしており本気度が伝わってきます。
今回はブラジルの他クラブへの移籍報道ですがどうなるでしょうか。
サントスが本命であることは間違いありませんが気になるところです。
ピトゥカの契約期間は2024年1月31日までとなっており、最新の市場価値は170万ユーロ(約2億4000万円)となっています。
近く契約が切れるタイミングです。
そして鹿島としてはいつかスペイン2部レガネスの柴崎岳を復帰させることは間違いないと思われます。
柴崎とピトゥカは同年齢でありプレースタイルも似ています。
両者はゲームを作る司令塔タイプのボランチです。
中盤の底から的確にボールを繋ぎ、自らもバイタルエリアやボックス内に走り込んでチャンスやフィニッシュに絡んで行くことができます。
いつもピッチを俯瞰しているかのような展開力のあるパスには魅了されるばかりです。
どちらも今の鹿島には必要なタイプであります。
柴崎の契約期間は2023年6月30日までであり、最新の市場価値は100万ユーロ(約1億4000万円)です。
契約期間も市場価値も近いためピトゥカの退団と柴崎の復帰を同タイミングにすることは考えられます。
現実的には今夏に動きがありそうです。
2人のサッカー人生が動き出す日はそう遠くないでしょう。
しばらく動向を注視したいと思います。
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