3月27日はルヴァン杯第2節アビスパ福岡戦がベスト電器スタジアムで行われました。
結果は5-1の快勝です。
10日前の3月17日のリーグ戦第5節で同じ相手と同じ場所で戦ったばかりでした。
その時は関川の退場や和泉、土居の負傷などアクシデント続きで0-1で敗れました。
それだけに必ずリベンジしたい相手であり、公式戦3試合ぶりの勝利で少しホッとしました。
早速ですが試合を振り返っていきます。
スターティングメンバーは以下の11人でした。
GK1 クォンスンテ
DF32 常本佳吾
DF39 犬飼智也
DF33 関川郁万
DF14 永戸勝也
MF34 舩橋佑
MF4 レオシルバ
MF13 荒木遼太郎
MF41 白崎凌兵
FW9 エヴェラウド
FW18 上田綺世
沖悠哉と町田浩樹がU-24日本代表に招集されているためクォンスンテと関川がスタメンです。
また大卒ルーキーの常本、ユースからの高卒ルーキー舩橋の2人が公式戦初先発でした。
やはりこのメンバーでは舩橋佑に目が入ってしまいます。
練習で調子がよかったようですがチームの成績が出ていないこのタイミングで抜擢されるとは思っていませんでした。
またJ屈指の2トップが上田の復帰により形成され楽しみでした。
試合は序盤はパスミスが散見され波に乗り切れていませんでした。
しかし1本のセットプレーで状況が一変します。
9分に永戸の左足でのCKに上田が頭でうまく逸らして先制に成功します。
今季は先制点が入る試合ではこのように早い時間帯にあっさりと点が入ります。
13分には舩橋が田邉草民を中央で潰します。
危機察知能力が長けており、強いチームには必ずいるボランチの典型のようなプレーでした。
ここから24分の飲水タイムまでは動きはありません。
そして飲水タイム明け直後の27分に追加点が生まれます。
舩橋がファーでストレートのCKを蹴ると荒木がダイレクトでボレーシュートを打ちます。
GK杉山力裕の真正面にボールは飛びますがこれをキャッチミスしてゴールインとなりました。
若手2人で決めたスーパーゴールです。
荒木は本当にボレーがうまいです。
34分にも永戸のCKが弾かれたところを荒木の強烈なボレーが襲います。
しかしこれはGKのセーブに遭いゴールとはなりません。
ただ直後の35分にエヴェラウドの縦パスから上田が切り返して右足で豪快に蹴り込みます。
これがバーに当たり決まります。
前半はゴールが決まる度に内容がよくなっていった印象です。
後半は3点のリードがあったため相手に合わせたような展開でした。
両チームともにシュートまでいくことがなく時間が進んでいきます。
その中でも鹿島は一瞬の隙を狙っていました。
61分にレオシルバの中盤からのスルーパスをエヴェラウドが冷静にGKをかわして角度のないところから左足で決めます。
なかなか左足でシュートを打つことろを見ない選手ですがうまかったです。
久々にエヴェラウドの笑顔を見た気がしました。
これで4-0になったため選手を次々に交代させていきます。
63分にエヴェラウド、荒木、白崎に代えて遠藤康、広瀬陸斗、松村優太を投入します。
さらに70分には犬飼に代えて林尚輝が入ります。
林はプロデビュー戦となりました。
そして71分には最後に上田に代えて染野唯月を投入です。
いつかは上田、染野の2トップを見てみたいです。
そんなことを思っていたら75分にCKが流れたところを吉岡雅和に左足で折り返されカルロスグティエレスにヘディングで1点を返されます。
これは流石にクォンスンテでも止めることは難しい失点でした。
鹿島はここからボールを奪っても人数をかけて前に出ることを止めました。
アビスパが攻勢をかけてきたこともありこのまま試合終了でも仕方ない展開でしたが追加点が入ります。
91分に永戸のFKから途中出場の広瀬が頭でゴールを決めます。
これが鹿島移籍後初ゴールです。
最後は93分に染野の左足のシュートがGKに防がれますがあれが入ってれば最高でした。
終わってみれば今シーズン初の5得点で大勝でした。
どうしてもルーキーということで舩橋に注目していましたがよかったと思います。
デビュー戦とは思えない落ち着きと鹿島らしいプレーが随所に見られました。
中盤でパスの供給源になっており近いうちに軸になるでしょう。
CKからアシストも付き上々のデビュー戦でした。
ボランチのためなかなか目立ちにくいですが昨年の荒木のように早期ブレイクの可能性もあると思います。
まさに小笠原満男2世になれる選手です。
偉大な先輩に追いつき追い越せるよう日々努力してもらいたいです。
同じAグループのサガン鳥栖vsコンサドーレ札幌は札幌が5-1で勝利しています。
そのため2勝が鹿島と札幌、2敗が福岡と鳥栖と明暗が分かれました。
ルヴァン杯のグループステージは1位と2位がプレーオフステージを行い勝った方がノックアウトステージに進みます。
よって1位でも2位でも全く差がありません。
これほど勝ち点が離れたため勝ち点10を取れば2位以内は確保できるでしょう。
次に勝って1,2試合を残してグループステージ突破を決めることができればベストです。
そうすれば消化試合をターンオーバーでき色々な選手を試すとともに疲労も軽減できます。
4月5月にはリーグ戦で猛チャージをかけたいのでカップ戦は余力を残したいです。
この勝利でチームに勢いは出ました。
しかしリーグ戦とカップ戦は別物です。
最大の目標はリーグ奪還であります。
次節は調子の上がっていない浦和レッズが相手です。
厳しい試合が予想されますが勝利しリーグ戦でも上位に食い込んでいけるようにしたいですね。
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