3月17日は第5節アビスパ福岡戦がベスト電器スタジアムで行われました。
結果は0-1という何とも言い難い結果になりました。
これまでアビスパにはリーグ戦18試合で16勝1分1敗と圧倒的な勝率を誇っていましたが2度目の敗戦です。
唯一負けた試合は2006年10月7日第26節で同じベスト電器スタジアム(当時はレベルファイブスタジアム)でした。
いくら対戦数が少ないとはいえ約15年ぶりの敗戦はインパクトが強いです。
その試合は1-2で落としておりその後公式戦5連敗と絶不調に陥っています。
どうにか今年はこの敗戦を引きずらないようにしたいです。
ただ今回は結果だけでなく内容も敗戦のダメージが大きくなっています。
優勝を狙う上で序盤に清水、福岡に負けるのはいただけません。
ショックは大きいですが試合を振り返っていきます。
スターティングメンバーは以下の11人でした。
GK31 沖悠哉
DF22 広瀬陸斗
DF33 関川郁万
DF28 町田浩樹
DF14 永戸勝也
MF20 三竿健斗
MF6 永木亮太
MF13 荒木遼太郎
MF11 和泉 竜司
FW8 土居聖真
FW9 エヴェラウド
前節から5人を入れ替えてきます。
アビスパは今季公式戦5試合中4試合で前半15分までに失点しています。
またその時間帯までに失点がなかった第3節の横浜F・マリノス戦も前半38分には失点しており全ての試合で前半に先制点を決められている状況でした。
そのため鹿島相手に守備から入っておりそれほど攻撃はしてきませんでした。
そのペースに飲まれたのか鹿島もボールを持つ時間はありましたが今まで試合のようなポジェッションで支配もできず決定機もないまま淡々と進んでいきます。
24分の飲水タイムまでこれといった動きがありませんでした。
両チームともシュートも1本ずつというスローペースな試合です。
そして飲水タイム直後の27分に左サイドを和泉がドリブルします。
それを止めようとエミル サロモンソンがぶつかってきて和泉が倒れこみます。
その後すぐにバツが出てファンアラーノと交代になりました。
ちょっとこれは長引きそうな怪我です。
この辺りから少し試合の雲行きが怪しくなっていました。
35分にこの試合初の良い連携シーンがありました。
中央で三竿の浮き玉に荒木がトラップからシュートをします。
しかしこれは力なくGKに止められます。
流れはよかったため期待が持てた直後に次のアクシデントがやってきます。
36分に三國ケネディエブスが抜け出したところに関川のタックルが遅れてしまいます。
今村義朗主審は迷わずレッドカードが提示します。
VARで確認がありましたが判定は変わりません。
確かにスライディングが遅れたことは明らかですがレッドカードはあまりに厳しい判定です。
前半の残りは三竿をセンターバックにして事なきを得ます。
今季の鹿島はボール支配率が高くシュート数が多いのが特徴でしたが全く良さが出せない前半でした。
そしてハーフタイムで永木、荒木に代えて犬飼、レオシルバを投入します。
もうこの時点で3人も交代枠を使ってしまいます。
後半開始からは福岡が前に出てきます。
少し鹿島も攻撃を受ける時間がありましたが徐々にペースを戻していきます。
58分にアラーノのクロスから流れて永戸とゴールまで迫りました。
いよいよ攻撃の時間帯に入ろうかということろでまたまたアクシデントが起こります。
今度は67分にロングボールに走っていった土居が急に走るのを止めて倒れ込んでしまいます。
自分で歩いてベンチまで行きましたので重症でないことを祈るばかりです。
結局土居もダメで松村との交代になりました。
ここでちょうど飲水タイムになりその後から78分まで鹿島の猛攻が始まります。
しかしなかなか福岡の壁を破ることができません。
79分に最後の交代枠でエヴェラウドに代えて染野を投入し勝負を賭けます。
83分には永戸の左からのクロスのこぼれ球に三竿のロングシュートは枠を捉えますが相手GK村上昌謙の好セーブに遭いゴールはなりません。
もどかしい展開の中一瞬の隙を突かれます。
85分に右サイドからのクロスに山岸祐也が胸で落とし金森健志の左足のボレーがネットを揺らします。
金森は古巣相手に大仕事をやってのけました。
できれば鹿島時代にこのような活躍が見たかったです。
しかしこの試合はまだ終わりません。
91分に松村が左サイドで仕掛けてクロスに犬飼が左足でゴールをします。
同点弾ではありましたが声が出るほど嬉しかったです。
ただゴールはなかなか認められずVARのチェック待ちになります。
2分ほど経った後に主審がオンフィールドレビューで映像確認をしゴールを取り消しにされました。
これはゴールに繋がる中央付近でのサロモンソンに対する松村のタックルが反則を取られたものでした。
しかしこのシーンは主審の目の前で起こったプレーであり流すような仕草をしていました。
それがゴールが決まった後に戻されてファールを取られるのは納得いきません。
アディショナルタイムにVARがあったため101分を過ぎたところで試合終了となります。
VARがない試合ではコロナ中断後、再開初戦となった昨年7月4日第2節川崎フロンターレ戦2分の谷口彰悟の明らかなオフサイドでもゴールが認められます。
そしてVARがある試合では今節のようにゴールが取り消されます。
本当に理不尽な話ばかりで到底納得ができません。
今節は2人の負傷、関川の退場、VARと様々なアクシデントが重なりました。
しかし冷静になって考えてみると内容は今季ワーストでした。
福岡相手に決定機は数えるほどで負けなかったにせよ勝てたかは正直微妙なところです。
上位陣追撃のためにも絶対に勝たなければいけない試合で最悪の結果になってしまいました。
もうこれ以上は負けられません。
まだ4試合と言えども優勝へ向けて黄色信号は点灯したと思っています。
次節3月21日はホームで名古屋グランパスとの試合があります。
名古屋は5戦5勝で絶好調です。
ここでストップするとともに鹿島は息を吹き返したいですね。
最後におもしろそうな本が最近発売されていました。
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鹿島サポーターの皆様はこの敗戦で相当フラストレーションが溜まっているはずです。
この本でこれまでのJリーグを振り返りながら気分転換でもしましょう。
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