高校選手権の得点王はプロで通用するか

Jリーグ

第99回全国高校サッカー選手権大会の決勝が1月11日に埼玉スタジアム2002で開催され山梨学院が青森山田をPK戦で下して11年ぶり2度目の優勝を飾りました。

私がこの試合で青森山田の2年生松木玖生以上に目を引いた選手がいました。

それは決勝戦でもゴールを決めた青森山田の3年生の7番安斎颯馬です。

安斎は今大会5得点で得点王になりました。

一時は2-1となる逆転ゴールを決めましたが右からのクロスに絶妙なタイミングで入り込んでシュートを打ちました。

また準決勝の矢板中央戦ではハットトリックを決めています。

どの試合でも攻撃だけでなく守備もしっかりしていて素晴らしい選手です。

身長は176cmでスピードもありかつての興梠慎三を思い出すかのようなプレースタイルです。

プロ入りするのかと思いましたが早稲田大学に進学するようです。

4年後にJリーグ入りしてほしい逸材です。

これまで高校選手権の得点王はJリーガーになっているのでしょうか。

それとも大学進学が多いのでしょうか。

またプロではどのくらい活躍できているのか10大会分を調べてみました。

2019年(第98回大会) 5得点
岩本悠輝(静岡学園)→中京大学
森夢真(四日市中央工)→アスルクラロ沼津(J3)

2018年(第97回大会) 5得点
染野唯月(尚志)→鹿島アントラーズ(J1)
藤井奨也(立正大淞南)→福岡大学
大竹悠聖(大津)→桐蔭横浜大学

2017年(第96回大会) 7得点
飯島陸(前橋育英)→法政大学

2016年(第95回大会) 6得点
鳴海彰人(青森山田)→仙台大学

2015年(第94回大会) 5得点
村上光樹(帝京第三)

2014年(第93回大会) 3得点
大田賢生(星稜)→大阪体育大学
高澤優也(流通経済大柏)→流通経済大学
田場ディエゴ(日大藤沢)→国士舘大学
中村恒貴(日大藤沢)→上武大学
河野翔太(日章学園)
君垣隆義(米子北)→大阪体育大学
坂本和雅(聖和学園)→駒沢大学

2013年(第92回大会) 4得点
渡辺仁史朗(富山第一)→富山大学
長谷川覚之(神戸弘陵)→大阪学院大学

2012年(第91回大会) 5得点
小屋松知哉(京都橘)→名古屋グランパス(J1)
仙頭啓矢(京都橘)→ 京都サンガF.C(J2)

2011年(第90回大会) 7得点
浅野拓磨(四日市中央工)→サンフレッチェ広島(J1) 

2010年(第89回大会) 8得点
樋口寛規(滝川第二)→清水エスパルス(J1)

10大会で得点王は21人いました。

J1に入団したのが4人、J2に入団が1人、J3に入団が1人、大学進学が13人、不明2人となっています。

ただ大学卒業後にプロになる選手もいました。

2014年は3人も大学卒業後にプロになっています。

大田賢生は社会人リーグを経てドイツ5部のトゥル・デュッセルドルフに入団しています。

高澤優也はJ3のザスパクサツ群馬で活躍しJ1の大分トリニータにステップアップしています。

昨年8月1日の第8節のアウェイ大分戦では曽ヶ端が一歩も動けない強烈な先制ゴールを決められました。

さらに9月27日の第19節でも80分にゴールを決め2戦2発と鹿島キラーになっています。

田場ディエゴもJ3のYSCC横浜に入団しています。

選手権の得点王でもプロ入りするのは少数です。

またこの10年間の得点王の平均得点は5.5点でした。

ずば抜けた得点力のある選手が出ていないのも理由の一つかもしれません。

そのためかプロ入り後活躍できているのは2011年の浅野拓磨のみと言えます。

浅野は広島で活躍しイングランドのアーセナルへ完全移籍します。

現在はセルビアのパルチザンで活躍し日本代表の常連になりつつあります。

2016年のリオデジャネイロオリンピックに出場し国際Aマッチにも22試合出場し4得点と実績を残しています。

これまで1大会の得点記録は2008年(第87回大会)の鹿児島城西高校の大迫勇也10得点です。

鹿児島城西は残念ながら準優勝でしたが、大迫半端ないってという言葉が世に出回るほど大迫の大会でした。

すでに高校時代から完成されていましたが鹿島でさらに才能を開花させ今や日本代表のエースになりました。

国際Aマッチの実績は46試合15得点と選手権歴代得点王の中で最もゴールを決めています。

2018年のロシアワールドカップに出場しグループステージ初戦のコロンビア戦で73分に決勝ゴールも決めました。

今現在選手権の得点王がワールドカップでゴールを決めているのは大迫ただ一人です。

ちなみに国際Aマッチの出場試合数記録は2000年(第79回大会)の国見高校の大久保嘉人が持っています。

現在まで国際Aマッチ60試合6得点で2010年南アフリカワールドカップと2014年ブラジルワールドカップの2大会に連続出場しています。

今年からJ1セレッソ大阪に復帰しますので自らが持っているJ1最多得点(185得点)を更新する可能性もありますね。

このように高校時代はスターでもプロで活躍するのはほんの一握りです。

それでも4年後安斎颯馬には厳しい世界に飛び込んでほしいと思います。

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