4月10日は第8節横浜F・マリノス戦がカシマサッカースタジアムで行われます。
優勝を争う上でお互い負けられない上位対決であり、Jリーグ初年度からのオリジナル10同士の対決とあって注目度の高い試合です。
鹿島アントラーズにとっては相性の良い相手と相性の良いスタジアムであり絶対に勝ちたいです。
好ゲームを期待しています。
そして試合結果とともに注目されていることがあります。
それは上田綺世のマリノス戦における得点力です。
まずはマリノス戦での成績は以下の通りです。
2019年
8月10日第22節 〇2−1 1ゴール(73分途中出場)
2020年
7月18日第5節 〇4-2 2ゴール(スタメン出場、80分途中交代)
11月3日第31節 〇3-2 1ゴール(スタメン出場、89分途中交代)
2021年
5月15日第14節 〇5-3 1ゴール(66分途中出場)
8月28日第28節 〇2-0 1ゴール(スタメン出場、64分途中交代)
これまで5試合出場で6得点となっています。
しかもスタメンは3試合で途中出場が2試合とそれほど多くの時間に出場していたわけではありません。
5試合の総出場時間は274分でした。
そのため90分換算すると約1.97得点と驚愕の数字を残しています。
まずプロ初ゴールが2019年の第22節マリノス戦でした。
この試合は73分に伊藤翔に代わり途中出場をします。
これがホームのカシマサッカースタジアムでのデビューでした。
そして87分に三竿健斗が中央からゴール前にクロスを上げると土居聖真が頭で丁寧に落とします。
これを上田が右足でインステップで逆サイドに蹴り込みました。
終盤の痺れる時間帯での決勝点であり、強烈なインパクトが残るゴールでありました。
翌2020年の最初の試合は泥沼の公式戦6連敗中での対戦でした。
それをこの年初先発であった上田が救います。
4分にエヴェラウドが左サイドを突破しいいクロスを上げます。
このボールをしっかりトラップしボレーで叩き込みます。
前半のうちに追いつかれますがまたも見せてくれます。
58分に広瀬陸斗のクロスに走り込んで得意のワンタッチゴールを決めてくれました。
この後追加点もあり鹿島は2020年初勝利を挙げています。
そして第31節は前半に2点をリードされ苦しい展開でした。
しかし39分に土居の斜めのクロスにトラップでいいところに落とすと右足で豪快に決めました。
ワールドクラスのゴールでありこれぞ上田綺世というような得点でした。
これが反撃の狼煙となり3−2で大逆転勝利をしています。
2021年の第14節は土居がハットトリックをしたため、そちらの記憶が強く残っているかもしれません。
上田は怪我明けだったため66分に途中出場でした。
それでも77分にファン・アラーノのロングボールを相手GKがトラップミスをすると見逃さず奪い取って無人のゴールに流し込みます。
これがダメ押しの勝負を決める5点目となりました。
さらに第28節はマリノスが2位であり13戦無敗と絶好調時に対戦します。
しかしまたしても上田のゴールでマリノスに土を付けます。
試合は荒木遼太郎のヘディングシュートで先制します。
そして上田は30分にディエゴ・ピトゥカのスルーパスにタイミングよく抜け出し右アウトサイドでGKの股を抜く2点目を決めています。
しかも試合当日は23歳の誕生日であり自ら祝福のゴールとなりました。
このようにマリノス戦での得点は全てが記憶に残る素晴らしいゴールです。
上田はインタビューで「マリノスは最終ラインが高いので自分の武器がうまくいきやすい」と語っていました。
それでもこれほど特定のチームから得点を量産することも珍しいことです。
現在上田は得点ランキングトップを走っています。
マリノスからゴールを奪い得点王に向けて独走するとともにチームの勝利も期待しています。
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