自分の夢、成長のために、町田浩樹ベルギーへ飛び立つ

鹿島アントラーズ

1月4日に町田浩樹のベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへのレンタル移籍が正式に発表されました。

契約期間は2022年1月1日~2023年6月30日までの1年半となっています。

サン=ジロワーズは日本代表の三笘薫もレンタル移籍で所属しています。

また現時点で21試合を消化し2位に勝ち点差7を付け首位を独走しているクラブです。(1月4日時点)

ここで結果を出し完全移籍なり他クラブへのステップアップができるのでしょうか。

左利きで190㎝のCBは世界でも希少な存在なのでぜひセールスポイントを活かしてもらいたいと思います。

町田は小学校4年生で鹿島のスクールに所属し、鹿島アントラーズつくばジュニアユース、ユース、そしてトップ昇格と一筋で育ってきました。

ジュニアユース時代の中学1年生の時にCBを任されるようになり天職を見つけます。

そしてユース最終学年の2015年には高円宮杯U-18サッカーリーグチャンピオンシップでガンバ大阪を1−0で下し日本一になっています。

未だに鹿島アントラーズユースがこの大会で優勝したのはこの一度だけです。

そのユースの黄金世代から2016年に垣田裕暉、平戸太貴、田中稔也と町田の4人がトップ昇格を果たしています。

期待されてのトップ昇格ではありましたがプロはそんなに甘くはありません。

1年目はナビスコ杯のグループステージに2試合出場したのみで終わってしまいました。

特に町田とポジションが被るCBには昌子源、植田直通、ファン・ソッコと実力者がおりルーキーには高い壁でした。

しかし翌2017年5月14日第11節ヴィッセル神戸戦でリーグ戦初先発をすると1−2で敗戦はしましたが上出来のプレーを見せます。

そして次の第12節川崎フロンターレ戦でもスタメンに抜擢されます。

これからという時にその試合で悲劇が起こってしまいます。

前半32分にボール奪取に行った際に膝前十字靭帯を損傷し全治6ヵ月の大怪我を負ってしまいます。

復帰後次に出場するのは2018年6月6日の天皇杯2回戦Honda FC戦と1年近くブランクができてしまいました。

プロになりたての最も色々なことを吸収できる時期に痛手でありました。

しかしこの大怪我を見事乗り越えて復活します。

その後2019年、2020年は準レギュラークラスになり2021年はディフェンスラインの要として風格も出てきました。

リーグ戦で34試合出場で5得点とセットプレーでの得点源にもなっています。

その活躍が認められ1年延期された東京オリンピックのメンバー入りを果たしました。

予定通り2020年に開催されていたとしたらメンバー入りはできなかったでしょう。

そして日本は4位になりますが町田自身は初戦の南アフリカ戦に最後の5分しか出場していません。

この時の悔しさが成長のため海外移籍をする決断をさせたのかもしれませんね。

これからはA代表に選出されワールドカップを目指すような選手になってもらいたいです。

町田が入団以降、鹿島アントラーズはJリーグ(2016年)、天皇杯(2016年)、ACL(2018年)と3つのタイトルを獲得しました。

しかしそのいずれの大会も町田は出場試合が0でありタイトル獲得に直接的な貢献をしていません。

安西幸輝、鈴木優磨は海外から鹿島に帰ってきてくれました。

町田もいつか戻ってきて今度は主力として鹿島にタイトルをもたらして欲しいです。

その日を楽しみに待っていようと思います。

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