8月1日にナイジェリア国籍のFWブレッシング・エレケの加入が公式HPより発表されました。
鹿島アントラーズにはこれまで外国籍選手は64人所属してきました。
ブラジル人選手58人、韓国人選手6人となっており初のアフリカ人選手の加入となります。
今季はレネ・ヴァイラー監督がスイス人であり初の欧州出身監督として迎え入れられています。
鹿島もついに多国籍化してきました。
この夏に上田綺世、染野唯月が相次いで移籍しFWは駒不足となっていました。
そこでJ2から日本人FWを獲るのではないかと噂になっていましたが全く違うところから獲得してきました。
相変わらず鹿島は情報が洩れず驚かされます。
そして背番号は19番に決まりました。
染野はレンタル移籍なので19番をすぐに渡してしまうのは複雑な気持ちです。
エレケがどんな選手か調べましたがあまり情報がありません。
わかる範囲で紹介していきます。
まず1996年3月5日生まれであり現在26歳になります。
見た目は強面なのでもう少し年上に見えますね。
身長は190㎝、体重は88kgと規格外のサイズを誇ります。
Jリーグなら競り合いで負けることはなさそうです。
サイズ的にはセンターフォワードのタイプかと思いきやサイドからの仕掛けも得意です。
映像を見ましたが非常にしなやかでありアフリカ独特のスピードがありました。
もちろんパワーシュートも持っています。
ナイジェリア人でありながら18歳のプロ入りがスロベニアと青田買いされています。
そしてずっと海外で揉まれてきました。
ここ4シーズンの所属先での成績です。
2018年-2019年
FCルツェルン(スイス1部)
32試合13得点4アシスト
2019年-2020年
FCルツェルン(スイス1部)
26試合4得点1アシスト
2020年-2021年
KベールスホットVA(ベルギー1部)
20試合1得点0アシスト
2021年-2022年
KベールスホットVA(ベルギー1部)
2試合0得点0アシスト
ゲンチレルビルリイSK(トルコ1部)
24試合7得点1アシスト
ヨーロッパの1部リーグでそこそこの実績はあります。
ただ数字だけ見るとそれほど得点を量産するタイプではありません。
2018年-2019年にスイスのルツェルンでキャリアハイの成績を残しています。
その時の監督がレネ・ヴァイラーです。
おそらくレネ監督の希望で獲得しています。
かつてのようにエレケがレネサッカーで輝いてほしいです。
そして柏レイソルにいたオルンガのように日本で驚異の記録を打ち立ててほしいと思います。
鹿島という伝統的にブラジルサッカーのクラブにアフリカの血がどのように融合するのでしょうか。
未知数であるため楽しみでもあり不安でもあります。
鹿島はこれまで日本の他クラブから獲るというよりも自前で海外から発掘してきました。
サポーターもある程度実力がわかっている選手よりもわからない方がワクワクします。
果たして今の鹿島を救う救世主になるのでしょうか。
そしてここからリーグ優勝に向けて巻き返せるのでしょうか。
2018年の夏に加入したセルジーニョはすぐにフィットしACL優勝に貢献しました。
まさに助っ人として活躍をしてくれています。
エレケは完全移籍で獲得しているのでおそらく複数年契約でしょう。
セルジーニョのように途中加入でもすぐに鹿島に馴染んでほしいですね。
本当にデビューが待ち遠しいです。
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