10月30日は樋口雄太の誕生日です。
1996年生まれですので今年で26歳になります。
今季2022年よりサガン鳥栖から鹿島アントラーズに移籍してきました。
もう何年も鹿島にいるかのような存在感です。
樋口が出場しているかいないかで大きくチームが変わるほどの存在感を持っています。
本当にこのような選手を獲得できたことはチームの財産です。
そんな樋口の紹介をしたいと思います。
佐賀県三養基郡上峰町出身で小学校3年生からサガン鳥栖U-12に所属しサガン鳥栖U-15、サガン鳥栖U-18と順調にステップアップを果たします。
そして2013年の16歳の時にはU-17日本代表にも選ばれています。
しかしトップ昇格は叶わず高卒でプロにはなれませんでした。
そこで鹿屋体育大学に進学します。
大学では1年生の時から試合に出場をし実績を積んでいきます。
そして卒業後の2019年に念願の古巣のサガン鳥栖からのオファーを受けプロ入りをしました。
しかしルーキーイヤーはリーグ戦に1試合出場したのみでした。
それが2年目の2020年に右サイドハーフとしてブレイクします。
28試合1得点とレギュラーポジションを完全に確立しました。
この活躍が認められ2021年から背番号10になっています。
鳥栖はキム・ミヌが2010年から2016年とずっと背番号10を背負うも退団後はどの選手も付けることはありませんでした。
それほど重要な選手にしか背負わせない番号を樋口に託したのです。
樋口はその期待に応え、右SHやトップ下、ボランチとあらゆる中盤でプレーします。
そして最終成績は37試合6得点とキャリアハイを記録します。
さらに6アシストはリーグ8位でした。
この活躍に目を付け鹿島はオファーし移籍をしてくることになりました。
身長は168㎝と小柄ですがプレーはダイナミックでありサイズを感じさせません。
狭いスペースでのプレーが得意でありターンをして前を向くことができます。
これが簡単そうではありますができる選手はなかなかいません。
また中盤であればどこでも起用にこなせるため戦術の幅が広がる選手です。
そしてプレースキックの正確さは群を抜いています。
歴代の名キッカーである小笠原満男や野沢拓也に匹敵すると言っても過言ではありません。
3月26日のルヴァンカップ第3節ガンバ大阪戦ではセットプレーの3本を含む4アシストと滅多に見ない記録を作ります。
これは鹿島の公式戦では2011年8月28日J1第24節のアビスパ福岡戦(○6−0)で野沢拓也が4アシストして以来でした。
現在リーグ戦では8アシストをしておりリーグ3位タイとなっています。
1位は9アシストの鈴木優磨と脇坂泰斗が2人がいます。
樋口は固め取りができるので残り1試合で逆転でのアシスト王もあるかもしれません。
現代サッカーでは様々な戦術が世に出ているため両チームの力の差ほど得点することはできません。
そのためセットプレーの重要性は増しています。
セットプレーはキッカーで7割が決まると言われます。
そのため鹿島にとって欠かせない選手の一人です。
まだ樋口はプロ入り後タイトルを獲っていません。
来季こそ何かしらのタイトルを獲るため樋口の右足にかかる期待は大きくなります。
それを乗り越え鹿島で初のタイトルを獲得してもらいたいです。
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