9月27日に日本代表vsエクアドル代表の試合が行われました。
この試合をもってカタールW杯のメンバー発表前の全ての試合が終了となっています。
今回のドイツ遠征が始まる前までにW杯本大会のメンバー26名はほぼ決まっていたと思われます。
その中で唯一レギュラーが決まっておらず当確の選手がいないポジションがFWです。
ドイツ遠征には古橋亨梧、前田大然、上田綺世、町野修斗の4人が選ばれました。
そしてアメリカ代表戦で前田と町野、エクアドル代表戦で古橋と上田と4人が平等に45分ずつ出場時間が与えられています。
全員がノーゴールと目に見える結果は出せませんでした。
ただ上田のみが前線でターゲットになり攻撃の活性化に貢献しています。
決定機が何本かあっただけに得点を決めたいところでしたが、強豪エクアドル相手にも存分に特徴を発揮してくれました。
今回のメンバー以外の有力候補は大迫勇也と浅野拓磨がいます。
怪我やコンディション不良で選外でしたが本戦には間に合いそうです。
プレースタイル的にポストプレーヤータイプの大迫、上田、町野、スピードタイプの古橋、前田、浅野に分けられます。
カタールW杯は26名の選手登録ができるためタイプ別に2名、2名の合計4名のFWが選ばれるでしょう。
上田がメンバー入りする可能性は高そうですが気になるのはA代表での実績です。
これまで世代別の代表ではゴールを量産してきました。
特に東京オリンピックに出場したU−24日本代表では通算17得点と最も点を取っています。
しかしA代表では2019年6月のデビューから10試合出場0得点とまだゴールがありません。
初めてA代表として出場したコパアメリカでは幾度となくチャンスがあっただけに決めておかなければなりませんでした。
今まで日本代表の中でW杯のメンバー入りをしたFWはどのような成績だったのでしょうか。
一番実績が無かった選手でメンバー選出時までの国際Aマッチの成績を調べてみました。
1998年フランスW杯
岡野雅行 22試合2得点
2002年日韓W杯
鈴木隆行 16試合3得点
2006年ドイツW杯
巻誠一郎 8試合2得点
2010年南アフリカW杯
森本貴幸 3試合1得点
2014年ブラジルW杯
大迫勇也 7試合3得点
2018年ロシアW杯
武藤嘉紀 22試合2得点
FWはその時の調子で選出される可能性が大きく変わってきます。
そのため継続的にメンバー入りをしていなくても最後にサプライズがある可能性が残されています。
しかしながらこれまでW杯本大会に選出されたFW全員が得点を決めていました。
つまり0得点で呼ばれたFWは1人もいません。
森本は出場試合数も少なかったですが当時22歳になったばかりであり将来性も買われての選出だったように思います。
果たしてこれまでのジンクスを破り上田はW杯のメンバー入りをすることはできるのでしょうか。
W杯のグループステージで対戦するドイツやスペインといった世界トップの国から初ゴールを決めたらと思うとワクワクが止まりません。
どうにかメンバー入りを果たし世界相手に強烈なインパクトを残してほしいです。
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