日本代表のカタールワールドカップでの戦いは幕を閉じました。
現状の力を最大限発揮し、ベスト16入りは素晴らしい成績だったと言えるのではないでしょうか。
次のW杯こそベスト8以上を達成してほしいですね。
そして欧州リーグはシーズンを中断してのW杯だったためこれから各国の佳境に入る次なる戦いが控えています。
本来であれば世界のサッカースケジュールを考えるとシーズン終了後の6月に開催がベストだと思います。
W杯に参加した選手たちには怪我だけは気をつけてもらいたいです。
特に2部リーグ所属の選手は大変です。
2部リーグはほとんどの国で中断期間を設けていません。
そのため敗退した国々の選手たちは休む間もなく所属クラブに戻っています。
日本代表の柴崎岳もその一人です。
現在、柴崎はスペイン2部レガネスに所属しています。
レガネスは2部の12位ではありますが上位とはそこまで差がないため1部昇格へ負けられない戦いが続きます。
次節は12月20日に14位のレアル・サラゴサとの対戦となっています。
勝ち点差は2であり絶対に勝ちたい試合です。
この試合に向けて柴崎は早くもチームに戻り練習に合流したようです。
W杯で出番がなかったこともあり相当意気込んでいるでしょう。
ここで気になるのが柴崎の鹿島アントラーズへの復帰話です。
今オフは様々なメディアから鹿島の移籍報道が出ていました。
そしてそれが的中しています。
国内から藤井智也、知念慶が移籍してきました。
韓国からパク・ウィジョンも新卒で加入します。
さらに植田直通と昌子源の2人も帰ってきます。
報道を見た時は流石に全員が加入することになるとは思いませんでした。
しかし現実となっています。
柴崎もシーズン終了の翌日11月6日に日刊スポーツで復帰に向けて動いていることが報じられています。
これだけ報道通りであったのでそろそろ柴崎の鹿島復帰の発表があるかと思っていましたがレガネスに戻ってしまいました。
今オフでの復帰はないのでしょうか。
鹿島は12月12日に三竿健斗のポルトガル1部CDサンタ・クララへの移籍を発表しています。
ボランチが1人減った状況にはなりました。
ただ柴崎と三竿はタイプが違います。
柴崎とタイプが被るのはディエゴ・ピトゥカです。
同年齢であり同タイプなためクラブはこの2人の入れ替えを考えているのではないかと思っています。
現在はピトゥカが中盤の要として十分すぎるほど機能しています。
しかしピトゥカは古巣サントスへの復帰が継続的に報じられています。
契約の切れるタイミングでサントスに戻ることは間違いないでしょう。
問題はそれがいつになるのかです。
2人の契約状況と市場価値は以下の通りでした。
柴崎岳
契約期間(2023年6月30日)
市場価値100万ユーロ(約1億4500万円)
ディエゴ・ピトゥカ
契約期間(2024年1月31日)
市場価値200万ユーロ(約2億9000万円)
サントスの財政難は度々報道されています。
そのため契約期間内に買い取るとは思えず後1年鹿島でプレーしサントスに戻る可能性が高いです。
柴崎もちょうど半年で契約が切れます。
今獲得しても余剰戦力になるだけです。
よって柴崎は来年の夏のマーケットで復帰させるよう計画しているのではないでしょうか。
シーズン終盤のタイトルを懸けた重要な試合は2人を併用すればかなりの戦力アップになります。
植田、昌子、そして柴崎とOBばかり獲得しても仕方ないという意見もあります。
しかし鹿島はここ数年タイトルを獲れずもがき苦しんでいます。
今こそかつての常勝軍団を知る選手たちから次世代へ伝統を継承する時です。
現所属の若手は能力が高くきっかけがあれば大化けする選手が多数います。
うまく化学反応が起これば必ず鹿島は復活するはずです。
そのラストピースが柴崎だと思っています。
復帰は今オフのタイミングではなさそうです。
それでも復帰する日まで首を長くして待っています。
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