2022年鹿島アントラーズが勝ち切れない理由に失点の多さが挙げられます。
リーグ戦では6位に位置するものの勝ち点48しか獲得できていません。
今季は全体的に勝ち点が伸び悩んでいるためこの順位に留まっていますがもう少し下の順位でもおかしくない勝ち点です。
鹿島はここまで32試合を消化し42失点しています。
1試合当たりの平均失点は1.31であり伝統的に堅守のクラブからはあり得ない数字です。
これはJ1ワースト5の失点数であり、J1残留争いをしている湘南ベルマーレや京都サンガF.C.、アビスパ福岡よりも多くなっています。
年間20点以上得点してくれるFWがいればどうにかなるかもしれませんが、そのような選手を獲得することは至難の業です。
現実的には守備をしっかり構築することがリーグ優勝への近道だと思います。
今季の鹿島アントラーズは開幕前からCBの選手層の薄さが心配されており課題が解消されないまま1年が終わろうとしています。
来季は同じ失敗をするわけにはいきません。
しっかりとした補強はするべきです。
今回はJ2に降格しそうなクラブで年齢的にも補強できたら面白そうな選手をピックアップしてみました。(成績は10月23日現在)
森岡陸(ジュビロ磐田)
1998年11月20日(23歳)
J1リーグ戦12試合(694分出場)0得点
今季は夏場に左足関節脛腓靱帯損傷で離脱していたため出場試合は多くはありません。
しかし関節の可動域が広くしなやかな身のこなしから、インターセプト、1対1、カバーリングを武器とする将来性豊かなCBです。
ジュビロ磐田ユース時代にU-16日本代表になると世代別日本代表の常連でした。
現在ジュビロでは3バックの右を務めています。
そのためどんなシステムにも適用しそうです。
法政大学では上田綺世の同級生でした。
鹿島が狙いそうな選手です。
三浦弦太(ガンバ大阪)
1995年3月1日(27歳)
J1リーグ戦31試合(2666分出場)0得点
世代別日本代表やACL、国際Aマッチも10試合出場1得点と経験豊かなCBです。
若い選手が多い鹿島に経験を伝えるには適任かと思われます。
関川郁万のいいお手本になりそうです。
足元の技術があるためビルドアップ能力に優れ戦術の幅が広がります。
サッカー人生でもう一花咲かせようと考えているなら移籍もあるかもしれません。
昌子源(ガンバ大阪)
1992年12月11日(29歳)
J1リーグ戦23試合(1924分出場)0得点
もはや説明不要です。
国際経験も豊かで今の鹿島に最も必要な人材です。
ビルドアップ、ロングフィードも上手くカバーリング能力にも長けています。
しかしトゥールーズからガンバに移籍後はうまくいっていないように見えます。
鹿島で育った選手でありサポーターは常に復帰を待ち望んでいます。
かつての輝きを取り戻すには鹿島復帰しかありません。
立田悠悟(清水エスパルス)
1998年6月21日(24歳)
J1リーグ戦24試合(1940分出場)0得点
191cmと高さが魅力的なCBです。
右サイドバックとしても起用されていた時期もあります。
早くから頭角を現し東京オリンピック世代の中心選手でした。
しかし昨季は出場機会が減りオリンピックメンバー落選となってしまいます。
そのショックから立ち直り今季はレギュラーの座を奪い返しました。
中学時代から下部組織でプレーしエスパルス一筋です。
そのため国内移籍は考えてないかもしれません。
以上4人がCBの候補になってくるかと思います。
さらに鹿島は杉岡大暉(湘南ベルマーレ)と町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)の2人のCBをレンタル移籍させています。
町田は海外なのでどうなるかわかりません。
できれば杉岡は戻したいところです。
ただ鹿島ではほとんど出番はなく古巣の湘南に戻っています。
そしてレギュラーとして欠かせない選手になっています。
本人も湘南のクラブもそのまま完全移籍で戻そうとしているでしょう。
もう一度鹿島でチャレンジしたいという意欲があれば復帰するかもしれませんが難しいかもしれません。
どのようなCBを獲得するかはシーズンが終わってから発表されるでしょう。
来季は必ずタイトルを獲らなければなりません。
そのためには最適な人材を必ず獲得したいです。

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