相馬直樹監督初陣はどうなる【過去シーズン途中就任の初戦の結果】

鹿島アントラーズ

4月14日にザーゴ前監督の解任に伴い相馬直樹コーチが新監督に就任しました。

そのため4月17日第10節徳島ヴォルティス戦が初戦になります。

鈴木満強化部長の話によれば第7節浦和レッズ戦に1−2で敗れた時点である程度決断はしていたようです。

それでも相馬監督が誕生して4日目で試合です。

まだまだやりたいことが全て表現できるとは思いません。

その中でも鹿島アントラーズは勝たなければいけないクラブです。

勝ちながら監督のやりたいことを徐々に出せていけたらと思います。

そして今回の相馬監督が鹿島アントラーズ史上12人目です。

日本人監督としては4人目になります。

その中でシーズン途中での監督交代は少なく今回で4度目です。

最初は1998年に起こります。
フランスワールドカップ期間中に合宿を行いましたが、そこでジョアン・カルロス監督と2日遅れて参加したジョルジーニョとの間に確執が生まれ、選手がサッカーの主役という自論から7月7日に監督が辞任してしまいます。
急遽コーチであった関塚隆が監督代行として1stステージの残り試合の指揮を取ることになりました。
そして2ndステージからジーコから推薦されたゼ・マリオが正式に監督に就任します。
そのゼ・マリオが翌年の1999年8月に成績不振で解任されますが直後は再度関塚隆が代行し、8月末からシーズン末までジーコが監督代行をしました。
この時は正式な監督を立てていないためカウントしていません。

その後はずっと無く2度目は2015年になります。
トニーニョ・セレーゾの第2次政権です。
1stステージが8位と全く振るいませんでしたが2ステージ制だったこともあり2ndステージに期待をしていました。
それが2節で清水エスパルスにスコアレスドロー、3節では松本山雅FCに0−2で敗れるという失態を犯し2日後の7月21日に解任が発表されます。
そしてコーチであった石井正忠が監督に就任します。
この石井監督が初代監督の宮本征勝以来21年ぶり2人目の日本人監督でした。

そして3度目は2年後の2017年です。
石井正忠監督が2015年から続いており国内タイトルも獲れていました。
しかし当時のクラブの目標はアジア制覇でした。
5月30日にACLラウンド16で広州恒大に2−1で勝利はしますがアウェイゴールの差で敗退が決まります。
すると翌日5月31日に解任が発表されました。
直前の試合に勝利して解任されるのはなかなか珍しいですね。
前回と同じようにコーチであった大岩剛が監督に就任します。

そして今回2021年が4度目です。

やはり急な監督解任の場合はコーチが監督に就任するしか方法はありません。

ここで過去急遽監督に就任した初陣の成績はどうなのかを調べてみました。

ゼ・マリオ
1998年8月22日 2nd第1節ジェフユナイテッド市原戦 ◯3−1

石井正忠
2015年7月25日 2nd第4節FC東京戦 ◯2−1

大岩剛
2017年6月4日 第14節サンフレッチェ広島戦 ○3−1

戦術理解などできていないはずなのに3戦3勝でした。

もう戦術云々より気持ちの問題でしょうか。

監督解任の悔しさや責任感は選手たちが一番感じているはずです。

その想いをぶつけさえすれば結果が出るのです。

まずは徳島戦に必ず勝ちたいですが1勝だけでは意味がありません。

ここ6年で3度目のシーズン途中での監督交代になります。

いかに鹿島が成績不振でタイトルが獲れていないかがわかる結果です。

相馬監督は現役時代左サイドバックであり守備のことはよくわかっています。

まず守備の再構築を図りしぶとく勝ち、負けない鹿島アントラーズの伝統的な姿を取り戻してほしいです。

最後にシーズン途中に就任した監督は何かを持っています。

1998年のゼ・マリオはリーグ優勝をしました。

2015年の石井正忠はナビスコ杯を優勝し、2016年にはJリーグと天皇杯の2冠を達成しました。

2017年の大岩剛はリーグ戦こそ2位でしたが翌年2018年にクラブ初のACLを制覇しました。

過去3人ともタイトルを獲得しています。

そして今回の相馬直樹です。

果たしてどんな運命が待っているのか楽しみです。

私は現役時代の相馬がすごく好きでした。

鹿島アントラーズでも日本代表でも左サイドを駆け上がりクロスを上げる姿を今でも思い出します。

今度は鹿島で監督として功績を残せるよう応援しています。

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