5月21日は土居聖真の誕生日です。
1992年生まれなので今年で31歳になります。
2011年に鹿島アントラーズユースからトップ昇格し今年でプロ13年目になりました。
ずっと若手のイメージがありますがベテランの領域に入っています。
172cmと小柄ながらもセカンドストライカーとして攻撃でアクセントを付けてくれます。
重要な試合でのゴールも印象的です。
今回はそんな土居の紹介です。
土居は山形県山形市生まれです。
幼稚園から父親の影響でサッカーを始めています。
そして小学生になると地元のサッカークラブであるフォルトナ山形FCへ入団しました。
4年生の頃にはレギュラーに定着し、6年生時には東北大会で優勝、全国でも準優勝と有名選手になっていきます。
元々中学生になったらベガルタ仙台ジュニアユースに入団することが決定していたようです。
しかしこの活躍で鹿島アントラーズのスカウトから声がかかり、鹿島のジュニアユースに加入することになります。
これが土居の人生を大きく変えることになりました。
ただ山形から鹿嶋に通うことはできないので母親と2人暮らしをしながらプロ選手を目指す日々が始まります。
そこから家族の期待に応えユース、トップへと順調に駆け上がっていきました。
プロ入り後は小笠原満男、野沢拓也など中盤に豊富なタレントが多くなかなか出番に恵まれません。
1年目はリーグ戦2試合0得点、2年目はリーグ戦4試合0得点とほぼ試合に絡めませんでした。
しかし2013年にトニーニョ・セレーゾ監督になってから評価され始めます。
8月3日第19節大宮アルディージャ戦でスタメンを勝ち取るとゴールこそ奪えませんでしたが何度もチャンスを作り爪痕を残しました。
この試合を境にレギュラーに登り詰めます。
そしてこの年の9月21日第26節ジュビロ磐田戦で初ゴールも決めてシーズン15試合2得点と飛躍の足掛かりを掴みます。
翌年2014年はリーグ戦34試合全試合出場を達成し完全に主力に定着しています。
さらに2015年から鹿島の伝統の8番を背負うようになりました。
その後も監督が代わっても毎年リーグ戦で30試合ほどは出場しておりチームに欠かせない選手です。
そんな土居はキャプテンに就任した2022年から出場時間が激減しています。
準レギュラーとなりベンチ要因になってしまいました。
様々な責任を負うことになりプレーに影響が出てしまったのでしょうか。
試合に出られなくてもベンチから仲間を鼓舞しチームを盛り上げる姿を見るとまだまだ活躍してほしいと思います。
同期の昌子源も復帰したので色々相談しながらお互い良いプレーを見せてもらえたらいいですね。
バンディエラとはイタリア語で「旗手」や「旗頭」を意味しており、サッカーにおいてはクラブの象徴的な選手のことを表します。
移籍を繰り返すことなくチームに長く在籍しファン、サポーターから愛される選手をバンディエラと呼ばれることがあります。
近年は移籍が活発化するためこのような選手はなかなか生まれにくくなってきました。
しかし同じチームにいるだけではバンディエラと呼ばれることはありません。
チームの顔として長期間第一線で活躍をし続ける必要があります。
土居はこれまでJ1通算308試合出場52得点となっています。(5月21日現在)
これは鹿島アントラーズ歴代で出場数は第7位、得点数は第6位タイです。
タイトルも6冠(Jリーグ1回、カップ戦3回、天皇杯1回、ACL1回)を獲得しています。
既にレジェンドの仲間入りをしたと言えますが、まだまだ年齢的にも成績を伸ばせそうです。
これからも曽ヶ端準のようにクラブ一筋でプレーしてほしいです。
そしていつか鹿島アントラーズのバンディエラとして引退してもらいたいと思います。
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