12月25日に犬飼智也の浦和レッズへの移籍が発表されました。
そして1月4日には町田浩樹のベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへのレンタル移籍が発表されています。
昨季鹿島アントラーズはリーグ戦の順位は4位と振るいませんでした。
しかし38試合で36失点と1試合平均失点が0.947と1失点を切っています。
これは非常に評価すべき成績です。
その成績を支えたのは上記2人のセンターバックであったことは間違いありません。
さらに犬飼、町田ともに5得点を挙げ攻撃面でも存在感を示しました。
今季はその2人ともが移籍でいなくなります。
果たして鹿島の守備は大丈夫なのでしょうか。
CBの現有戦力は関川郁万、林尚輝、ブエノ、そして北海道コンサドーレ札幌から加入するキム ミンテの4人です。
この中では後半戦にレギュラーに定着した関川が軸になるでしょう。
コンビを組むのはキム ミンテになると予想されます。
そしてブエノは外国籍枠の関係でベンチ入りが常時できないかもしれません。
そうなると林がベンチメンバーになります。
林は今季が大卒2年目のシーズンなので同期の常本佳吾のように活躍が期待されます。
しかし怪我や出場停止、コロナの可能性もありますので少なくとももう1人は補強したいところです。
ただ外国籍選手を獲ってきても枠の関係で起用できなければ意味がありません。
また今季関川が22歳、林が24歳と若手しかいません。
20代後半でDFラインを統率できる日本人選手が理想です。
またその選手が鹿島のサッカーを理解しスタメンで出場してくれる実力者であることも求められます。
これらの条件を考慮すると2人の選手が該当してきます。
1人目はガンバ大阪の昌子源です。
2020年にフランス1部トゥールーズから急遽帰国が決まります。
鹿島はそのオフに川崎フロンターレから奈良竜樹を獲得した直後でした。
そのため昌子を獲得することができずジュニアユースで所属していたガンバに加入することになりました。
ただガンバでは思うようにフィットしておらず絶対的な位置を確立できていません。
本人は鹿島愛であるようで復帰可能性は0ではなさそうです。
しかしガンバに加入した際に移籍金は200万ユーロ(約2億4000万円)の5年契約で年俸は1億円と報じられています。
これが本当ならまだ契約は3年も残っているため多額の移籍金が発生します。
鹿島に移籍金を払う余裕があるとは思えず難しいかもしれません。
そしてもう1人は植田直通です。
現在はフランス2部のニームに所属しています。
今季は2部に降格したクラブですが19試合中17試合出場とレギュラーポジションを確立しています。(1月5日現在)
ただ20クラブ中12位と中位であり本人がやりがいを感じているかです。
また日本代表に常時選出されていますがベンチメンバーから脱却できておらず現状を打破したいはずです。
今すぐ他クラブからいい条件での移籍があるとは思えず、鈴木優磨のように鹿島復帰もあるかもしれません。
しかし植田にも移籍金がかかります。
昨季は前所属のベルギー1部サークル・ブルージュからニームへレンタル移籍中でした。
そしてニームは2021年5月28日に2023年6月30日までの買い取りオプションを行使し完全移籍をさせています。
そのため簡単には復帰させることはできなそうです。
それでも個人的には植田の方がまだ獲得できる可能性は高いような気がしています。
奇しくも背番号3も背番号5も空いています。
新体制発表までは残り1週間ほどです。
最後のサプライズに期待したいと思います。
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