4月15日は第8節ヴィッセル神戸戦が県立カシマサッカースタジアムで行われました。
結果は1−5の敗戦です。
首位の神戸に為す術がなく惨敗となりました。
ホームのカシマサッカースタジアムでは1995年9月2日NICOSシリーズ第6節ヴェルディ川崎戦(1−5)以来の5失点です。
28年ぶりの歴史的な大敗となりました。
まずは試合を振り返っていきたいと思います。
スターティングメンバーは以下の11人でした。
GK29 早川友基
DF22 広瀬陸斗
DF55 植田直通
DF5 関川郁万
DF2 安西幸輝
MF14 樋口雄太
MF21 ディエゴピトゥカ
MF10 荒木遼太郎
FW27 松村優太
FW40 鈴木優磨
FW13 知念慶
岩政監督が示唆していたように前節からスタメンを5人変更してきました。
試合は両チームともにセカンドボールを拾いながら素早い攻撃を仕掛けていきます。
鹿島はやや不運なファウルを取られることが多かったですが落ち着いて試合を運べていました。
時間が経つのが早く感じる好ゲームを予感させる展開です。
ただ効果的なシュートは打てず徐々に神戸にペースを持っていかれてしまいます。
そしてその嫌な流れの時間帯で失点を許してしまいました。
24分に左CKを左利きの初瀬亮がアウトスイングで蹴り込みます。
これをペナルティエリア中央でフリーになった大迫勇也に頭で叩き込まれました。
さらにその後もピンチは続きましたがGK早川を中心にどうにか耐え凌ぎます。
どうにか前半はこのまま終えたかったのですが追加点を許してしまいます。
前半アディショナルタイムに中央で大迫にボールをキープされ左サイドの齊藤未月にパスが出ます。
その齊藤は中を見て冷静にクロスを上げると武藤嘉紀に打点の高いヘディングシュートでネットを揺らされてしまいます。
鹿島にとってかなり劣勢となる前半でした。
そして気持ちを切り替えて臨みたかった後半も神戸の勢いは止められません。
後半開始直後の46分にペナルティエリア左から大迫にクロスを上げられます。
ファーにいた山口蛍の折り返しを安西がクリアしますがこぼれ球に反応した樋口の右腕に当たってしまいます。
これでPKを取られてしまいました。
48分にこのPKを大迫にゴール右に決められてしまいます。
もう得点を取るしかなくなった鹿島はフォーメーションを変更します。
54分に広瀬、松村から昌子源、藤井智也に交代です。
そして初めて3バックにしてきました。
すると61分に知念が左から入れたクロスを相手GKが弾くと藤井に渡ります。
藤井はマイナスにいた樋口にラストパスを出すと強烈なシュートを打ちます。
最後は鈴木がヒールでコースを変えてようやく1点を返しました。
さらに攻撃に出たい鹿島は70分に安西、荒木から溝口修平、中村亮太朗に2枚替えです。
溝口は高卒2年でリーグ戦デビューとなりました。
しかし72分に完全に崩されて失点です。
左サイドの武藤から中を見て綺麗なアーリークロスが上がります。
これを走り込んできた佐々木大樹に頭で合わされました。
2失点目と同じようなシーンとなりました。
75分にピトゥカから垣田裕暉に交代し一矢報いようとします。
しかし85分に左サイドをジョアン パトリッキにドリブル突破を許します。
ここから中央でフリーになった山口蛍にボールが渡ると右の酒井高徳にパスを出します。
酒井はダイレクトで折り返すと中で武藤が合わせるだけでした。
これでとどめを刺され試合は1−5となり終了です。
前半終了間際、後半開始早々と失点の時間帯があまりに悪かったです。
ほぼ鹿島の見せ場がない試合展開でした。
早川のビッグセーブがなければ後3点ほど入っていてもおかしくなかったでしょう。
リーグ戦首位の神戸に力の差を見せつけられました。
またいつもは一つ一つの判定にもオーバーリアクションだった岩政監督も試合中は静観していることが多かったです。
鹿島が今シーズン流れを引き戻せるかもしれない唯一の試合で大量失点となりました。
リーグ戦は4連敗で5試合勝ちがありません。
首位神戸とは勝ち点12も離れてしまいました。
さらにホームでシーズン跨ぎで7試合連続未勝利はクラブワースト記録を更新です。
選手の頑張りは痛いほどわかります。
ただそれが結果に繋がらず試合後にゴール裏で揉める光景も胸が痛くなります。
どうしたらこのトンネルから抜け出すことができるのでしょうか。
あまりにも辛く険しい道のりが続きます。
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