いよいよカタールW杯での日本代表のグループステージ第3節が近づいてきました。
運命の試合は12月2日4:00(日本時間)キックオフです。
相手はFIFAランキング7位のスペインになります。
優勝候補の一角でありこのグループ最大の強豪国です。
日本は第1節でドイツに勝利し、第2節でコスタリカに敗れました。
得失点差が絡んでくるためスペイン戦に引き分けでもGS突破は厳しくなっており勝利するしかありません。
スペインのボール回しは芸術の域に達しています。
まず日本はボールを触ることすら難しいでしょう。
かなりの劣勢が予想されますが粘り強く戦いたいです。
日本はこれまでのW杯で初戦で勝ち点を取れた大会は全て決勝トーナメントに進んでいます。
逆に初戦で負けて勝ち点を獲得できなかった大会は全てGS敗退です。
今大会では初戦でドイツに勝ったためジンクス通りであればGS突破となります。
しかしこのような崖っぷちに追い込まれてしまいました。
現行のフォーマットとなった1998年のフランスW杯以降、前回2018年のロシアW杯まで6大会で初戦に勝利した国のGS突破率は83.6%です。
全体を通じても日本は相当有利な立場になったはずですが厳しい状況となっています。
やはりコスタリカに負けたことが痛かったです。
W杯では4ヵ国を1つのグループとしてGSを戦います。
またグループ内のレベルを均等にするために最新のFIFAランクでポット1からポット4まで割り振られドローで決定します。
ポット1が最も強豪でありポット4が最も低いFIFAランクです。
日本はポット3かポット4に入ることが多く、今回のカタールW杯はポット3でした。
そして日本と同じグループEのポット1はスペインです。
日本から見たら格上との対戦になりますが、過去のW杯ではポット1の強豪国との結果はどうだったのでしょうか。
1998年フランスW杯
ポット1 アルゼンチン
ポット4 日本
●0-1
2002年日韓W杯
開催国のため日本がポット1
2006年ドイツW杯
ポット1 ブラジル
ポット4 日本
●1-4
2010年南アフリカW杯
ポット1 オランダ
ポット3 日本
●0-1
2014年ブラジルW杯
ポット1 コロンビア
ポット3 日本
●1-4
2018年ロシアW杯
ポット1 ポーランド
ポット4 日本
●0-1
これまで5大会全てでポット1の強豪国に敗れています。
引き分けることすらできていません。
ドイツW杯のブラジルやブラジルW杯のコロンビアには手も足も出ませんでした。
それほどまだ世界との差はあります。
親善試合ではある程度やれると思っても、真剣勝負の舞台ではどうにもなりません。
今回のスペインは引き分け以上でGS突破が決まるため全力で来ない可能性があります。
また黄金期が去りかつての驚異的な強さはありません。
それでもペドリやガビなど次世代の選手が台頭してきました。
この世代は東京オリンピックで日本とも対戦しています。
日本は準決勝でスペインに敗れ自国開催での決勝進出を断たれました。
今回の日本代表にもオリンピックに出場したメンバーは多くいます。
あの悔しさをW杯という最高峰の舞台で晴らしたいです。
できるだけ前半に先制し少しでもスペインを動揺させたいですね。
そして勝利し決勝トーナメントに進出したいです。
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