今シーズンももうすぐ終わりを迎えようとしています。
そして早くも来シーズンに向けて各チームが動き出しているようです。
特に動きが早いのが浦和レッズです。
11月14日に阿部勇樹の現役引退を皮切りに、11月16日には槙野智章、11月18日には宇賀神友弥とクラブの功労者の契約満了を発表しました。
さらに11月24日にはトーマス・デンを含め選手4人とコーチ2人の退団も発表しています。
これで今季の選手、スタッフの退団は合計9人です。
来年のリーグ奪還に向けて大幅な入れ替えをしてきました。
近く入団の発表もあると思うのでどのような選手を獲得するのか注目しています。
そして本題ですが鹿島アントラーズには嫌な噂が出ています。
エヴェラウドとアルトゥール・カイキに退団の可能性があるようです。
11月23日にブラジルメディアの「TORCEDORES」が報じました。
記事を読むとカイキは鹿島との契約は今季限りでブラジルで新天地を探すようです。
カイキは今シーズン加入したばかりです。
コロナ禍の入国制限があり、4月8日に来日と当初の予定よりかなりずれ込んでしまいました。
そのためチームにフィットするのに時間がかかり8月になってから徐々に出番が増えてきました。
それでもリーグ戦では14試合5得点と結果を出しています。(11月24日時点)
自分勝手なプレーはなくチームを大事にシンプルにプレーをします。
また家族想いな一面もあり非常に好感が持てました。
ただカイキは2010年にブラジルのイラチSCでプロ入り後、ブラジルで12クラブ、エジプトで1クラブ、サウジアラビアで1クラブ(レンタル移籍を含む)となっていました。
今年29歳にして鹿島がプロ15クラブ目です。
これまでほぼ1年でどのクラブも退団しています。
最初から鹿島には長く在籍するようなタイプには思えなかったですが残念です。
前節の第36節大分トリニータ戦もベンチ外であり本人の気持ちはもう他にあるのかもしれません。
そしてエヴェラウドです。
こちらは具体的なメディア名は載っていませんでしたが、ブラジルの複数メディアが鹿島との契約は今季限りであることを報じているようです。
そのため移籍するのではないかというものでした。
エヴェラウドは今季絶不調でリーグ戦で26試合(1535分)も出場していますが1得点しかできていません。
ポストプレーに長けているため相手DFにとって脅威であることは間違いありません。
しかし鹿島でフィットしているとは言い難く上田綺世にレギュラーポジションを奪われています。
それでも昨シーズンは来日1年目にしてリーグ戦で18得点を挙げベストイレブンにも輝きました。
エヴェラウドの過去の実績を見ると鹿島加入前年の2019年にブラジル1部のシャペコエンセでリーグ戦に28試合11得点となっています。
ただそれ以外は目立った成績はありません。
ブラジルの3部や4部のクラブに所属していながらも年間0得点というシーズンが3年もありました。
波に乗れればゴールを量産し、乗れなければそのままシーズンを終えるというタイプです。
鹿島が来シーズンリーグ奪還を本気で目指すのであればギャンブル要素が強すぎます。
上田をFWの軸とし相性の良さそうな成績が安定した外国籍選手にした方がいいかもしれません。
カイキもエヴェラウドも在籍期間は短いですが鹿島アントラーズの選手として戦ってくれた仲間です。
2人にとって来季ベストな選択ができるようにしてもらいたいです。
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