2月18日は2023年のJリーグ開幕戦が行われました。
鹿島アントラーズはアウェイのサンガスタジアム by KYOCERAで京都サンガF.C.相手に2−0の完封勝利です。
選手全員の守備意識が高く相手に何もやらせない快勝だったと言えます。
見事な開幕戦勝利でした。
鹿島らしいしたたかな内容だったと思います。
その試合で勝利の立役者になったのが知念慶です。
3トップ気味の左に入り存在感を発揮します。
FWにも関わらず後方まで守備をサボりません。
本職の攻撃面では先制点の起点となります。
さらに自ら追加点を決め勝利を決定づけてくれました。
今季ライバルである川崎フロンターレから移籍してきたばかりの選手です。
長年鹿島にいたかのようなプレーを見せてくれました。
そして鹿島での公式戦初戦で早くもサポーターの心を掴みました。
これまで鹿島には多くの選手が国内クラブから移籍をしてきました。
ただデビュー戦でゴールを決めた選手は3人しかいませんでした。
今回の知念が3人目です。
その選手を振り返ってみようと思います。
新井場徹
2004年3月13日 △
鹿島アントラーズ 1-1 ガンバ大阪
ガンバユースからトップ昇格を6年間をガンバで過ごします。
右利きの左サイドバックとしてレギュラーポジションを掴んでいました。
その間に日本代表候補になるなど将来を嘱望される中で移籍を決断です。
そして初戦がいきなり古巣対決でした。
0−1で敗戦もよぎる中で後半アディショナルタイムに劇的な同点ゴールを決めてくれました。
伊藤翔
2019年2月23日 ●
鹿島アントラーズ 1-2 大分トリニータ
中京大中京高校時代から注目の選手でした。
和製アンリと呼ばれ高校卒業時にJリーグを経由せずにフランスのグルノーブルに加入し話題となります。
その後清水エスパルス、横浜F・マリノスを経て加入しました。
熟練の動きで相手DFを翻弄します。
この試合では48分にセットプレーから一時は同点となるゴールを決めています。
知念慶
2023年2月18日 ○
京都サンガF.C. 0-2 鹿島アントラーズ
川崎フロンターレでは2022年シーズンに7得点を挙げています。
そして上田綺世の抜けた得点力不足解消のため獲得した万能型CFです。
左右両足、頭とどこからでも強いシュートが打てます。
34分に鈴木優磨が相手DFのミスを見逃さずに猛プレスでボールを奪い取ります。
そのパスを冷静にゴールに流し込みました。
いずれも3選手は開幕戦でゴールを決めています。
やはり移籍後初戦でのゴールはインパクトがありました。
そして早くも次節は知念の古巣の川崎フロンターレが相手です。
2016年以降7年間で4分10敗と1度も勝てていません。
直近も4連敗中であり、鹿島が唯一負け越しているクラブとなります。
昨年も今季と同じく第2節のホーム開幕戦で対戦がありました。
開始2分に関川郁万のミスを見逃さずゴールネットを揺らしたのが知念です。
まさかその時の選手が移籍してくるとは思いも寄りませんでした。
今では本当に心強い味方です。
いきなり鹿島のエースナンバーである13番を託された選手です。
背番号にこだわりはないそうですが、重圧は感じるのであまり考えないようにしたいと話していました。
これら歴代の選手たちに負けない活躍を見せてもらいたいです。
昨年12月の川崎フロンターレの送別会では感動のあまり涙を見せました。
本人も人生で一番勝負に出た移籍と並々ならぬ決意を明かしています。
それほど思い悩み移籍を決断したのでしょう。
今はもう鹿島の選手です。
川崎には5年間所属していたので弱点は把握しているはずです。
そこを突いて2試合連続のゴールを決めてもらいたいですね。
ホームゲームでも知念の笑顔が見たいです。
そして鹿島のユニフォームのエンブレムを叩いてほしいと思います。
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