8月11日にエレケがついに来日しました。
チーム合流は8月12日とのことです。
レネ・ヴァイラー前監督の要望で獲得したFWでしたがまさかの来日直前で退任になります。
本人にもどうするか意思の確認を行なったようですが鹿島の力になりたいと加入してくれました。
上田綺世のベルギー移籍によりFWの獲得は急務でした。
代役としての加入になりますが上田以上の得点力を発揮して欲しいです。
これまで鹿島は日本人以外ではブラジル人、韓国人で構成されていました。
歴代ブラジル人選手58人、韓国人選手6人となっており初のナイジェリア人選手の加入となります。
映像を見る限りでは一つ一つのプレーのスケールが大きくこれまで鹿島にいた助っ人とも違います。
エレケは身長190㎝、体重88kgとそのサイズに注目がいきがちです。
しかしどちらかというと足元で受けてドリブル突破を仕掛けていくタイプです。
テクニックがありアフリカ独特の柔軟性があります。
ディエゴ・ピトゥカ、樋口雄太、中村亮太朗とパサーが揃っているのでいいパスは供給されてくるでしょう。
早く特徴を掴んでエレケの良さを最大限発揮したいです。
ただシーズン途中の加入であり悠長な事は言ってられません。
8月21日の第26節湘南ベルマーレ戦がデビューになるかと思われます。
残りは9試合しかないので即活躍が求められてきます。
FWなのである程度個の力で勝負できます。
これまでもシーズン途中に得点力不足の解消で外国人FWの補強はありました。
どのような選手が加入しどのような成績を残していたのでしょうか。
1995年9月
マジーニョ
リーグ戦9試合4得点
1996年9月
カルボーネ
リーグ戦2試合0得点
2002年7月
エウレル
リーグ戦14試合7得点
2004年8月
バロン
リーグ戦12試合2得点
2011年8月
タルタ
リーグ戦7試合0得点
マジーニョ、エウレルはシーズン途中加入もすぐにチームにフィットしました。
そして2人ともデビュー戦でゴールを決めています。
何事もスタートが大事です。
翌年以降もチームに残り貢献することになります。
エレケはレネ監督の下でプレーしていたスイスのFCルツェルンでキャリアハイの成績を残しています。
そのデビュー戦となった2018-2019シーズンの第3節ルガーノ戦では鮮烈なゴールを決めていました。
途中投入されるとペナルディエリアの左側でボールを拾うとシュートフェイントから鮮やかに切り返して縦へ突破します。
そして右足のトウキックでゴール上段に突き刺しました。
このゴールがいきなりスイスリーグの月間ベストゴールに選出されています。
あまりに衝撃的なデビューでした。
やはりFWはゴールをすることでチームメイトにもサポーターにも認められます。
鹿島でも早くゴールという結果を残してスイス時代以上のキャリアを残して欲しいと思います。
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