津久井佳祐、将来のディフェンスリーダーになるために

鹿島アントラーズ

5月21日は津久井佳祐の誕生日です。

2004年生まれなので今年で19歳になります。

今季鹿島アントラーズに昌平高校から加入した唯一の高卒選手となっています。(下田栄祐はいわきFCへ2年間の育成型期限付き移籍)

今回はその津久井の紹介です。

埼玉県出身で小学校時代は町内の少年団FC宮代東に所属していました。

そして須賀中学校時代はFC LAVIDAに所属しています。

LAVIDAは昌平高校の下部組織のクラブチームです。

良い選手を集めるだけでなく指導者も育成するというコンセプトの元で誕生しています。

2012年に創立したばかりですが2017年から多くのJリーガーを輩出してきました。

そこでサッカーを学び昌平高校へ進学しています。

昌平高校ではキャプテンを務めU-17日本高校選抜にも選出されています。

高校世代ではNo.1センターバックと呼び声の高い選手でした。

しかし高校3年生の夏のインターハイ準々決勝大津高校戦でCKの際に負傷します。

これが右足首の脱臼であり外側靭帯を断裂する全治約3ヵ月の大怪我でした。

どうにか全国高校サッカー選手権には間に合ったものの痛み止めを飲んでのプレーでコンディションは100%ではなかったようです。

昌平高校は3回戦で姿を消すことになり不完全燃焼で高校でのサッカー生活を終えることになりました。

ただ鹿島はインターハイでの活躍を見て将来活躍できる選手だと感じオファーを出しています。

180cm、70kgなのでCBとしてはそれほどサイズがあるわけではありません。

その分頭を使い相手のチャンスの芽を摘んでいくプレースタイルとなっています。

また足元の技術が優れておりビルドアップも得意としています。

中学時代はボランチであったことがプレーの幅を広げているようです。

非常に将来性が豊かな魅力的な選手です。

鹿島はこれまで素晴らしい素質を持ったCBを加入させしっかりと育て上げてきました。

以下がここ13年間に獲得した高校生CBです。

2011年 昌子源(米子北高校)

2013年 植田直通(大津高校)

2016年 町田浩樹(鹿島アントラーズユース)

2019年 関川郁万(流通経済大学付属柏高校)

2023年 津久井佳祐(昌平高校)

13年間でCBという重要なポジションにもかかわらず高卒で5人しか獲得していません。

少数精鋭でありますがこれまでは全員が鹿島でレギュラーになっています。

昌子、植田は日本代表になり2018年のロシアW杯のメンバー入りをしました。

町田は2021年の東京オリンピックに出場しています。

そして3人は海外移籍を果たしました。

関川も順調に成長しており遠くない将来には海外に行くでしょう。

鹿島のCBはこれまで背番号3のイメージが強くあります。

秋田豊に始まり岩政大樹、昌子源へと引き継がれてきました。

また背番号5は植田直通、関川郁万と新たなCB像になろうとしています。

かつては背番号4も奥野僚右、大岩剛、山村和也とCBが付けていた時期もありました。

クレバーで冷静な対応をする選手たちでした。

しかし2017年から2021年までMFのレオ・シルバが付けておりここ2年間は不在となっています。

そのため4番はCBの存在感が薄い番号になってしまいました。

津久井は高校時代に4番を背負っていました。

いずれポジションを掴みレギュラー番号を付ける日が来るでしょう。

その時はぜひ背番号4を選んでほしいです。

そして鹿島の新しい歴史を築き上げてほしいと思います。

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