鹿島アントラーズの歴代監督の就任期間とタイトル数に相関関係はあるのか

鹿島アントラーズ

8月8日に岩政大樹コーチが新監督に就任することが公式HPで発表されました。

鹿島アントラーズ歴代14人目の監督の誕生です。

前日8月7日にはレネ・ヴァイラー監督の退任が発表されています。

どうして1日遅れて発表されたのかわかりません。

細かな条件面の話し合いがあったのでしょうか。

今回はクラブ初の2年連続シーズン途中での成績不振による監督交代になりました。

2015年から8年間で4回目のシーズン途中の監督交代です。

シーズン開幕からも入れると8年で7人の監督に入れ替わっています。

これではクラブの目指すサッカーの一貫性が見えてこないと言われても仕方ありません。

どのような視点から監督選考がなされているのかは外部からはわからないです。

しかし明らかなクラブの迷走が伺えます。

昨年2021年はディエゴ・ピトゥカ、 アルトゥール・カイキに入国の目処が立ちこれからという時にザーゴ監督を解任しています。

そして今季はファン・アラーノをガンバ大阪に放出し、レネ監督の教え子であるナイジェリア国籍のブレッシング・エレケの基本合意が発表されます。

そのわずか6日後にレネ監督は退任しました。

これが全て計画されていたとは到底思えません。

おそらく行き当たりばったりになってしまっています。

岩政コーチの監督昇格も他に人材がいなかったからでしょう。

監督は解任されるとクラブにはいられなくなってしまいます。

これまでもそうして貴重なOBが鹿島から去って行きました。

岩政監督にはクラブの根幹を作り上げいい状態で他の監督にバトンタッチしてもらいたいです。

そして岩政には何らかの形でクラブに残って欲しいです。

Jリーグでタイトルを獲ることは本当に大変なことです。

それは重々わかっています。

一朝一夕でそのようなクラブを作ることはできません。

ここでこれまでの歴代13人の監督の就任期間とタイトル数を調べてみました。(トニーニョ・セレーゾは2度就任)

宮本征勝(1993年〜1994年6月)
なし

エドゥー(1994年6月〜1995年)
なし

ジョアン・カルロス(1996年〜1998年7月) 
3冠
Jリーグ(1996年)、ナビスコ杯(1997年)、天皇杯(1997年)

ゼ・マリオ(1998年8月〜1999年8月) 
1冠
Jリーグ(1998年)

トニーニョ・セレーゾ(2000年〜2005年)
5冠
Jリーグ(2000年、2001年)、ナビスコ杯(2000年、2002年)、天皇杯(2000年)

パウロ・アウトゥオリ(2006年)
なし

オズワルド・オリヴェイラ(2007年〜2011年) 
6冠
Jリーグ(2007年、2008年、2009年)、ナビスコ杯(2011年)、天皇杯(2007年、2010年)

ジョルジーニョ(2012年) 
1冠
ナビスコ杯(2012年)

トニーニョ・セレーゾ(2013年〜2015年7月)
なし

石井正忠(2015年7月〜2017年5月)
3冠
Jリーグ(2016年)、ナビスコ杯(2015年)、天皇杯(2016年)

大岩剛(2017年5月〜2019年)
1冠
ACL(2018年)

ザーゴ(2020年〜2021年4月)
なし

相馬直樹(2021年4月〜2021年)
なし

レネ・ヴァイラー(2022年〜2022年8月)
なし

こうして見ると鹿島の監督は意外と短命です。

長期政権順ではトニーニョ・セレーゾが2期合わせて約8年半、オズワルド・オリヴェイラが5年、ジョアン・カルロスが約2年半、石井正忠が約2年となっています。

それ以外の9人は1年半以下でした。

ただ2年以上続いた4人の監督は全員タイトルを複数個獲得しています。

また4人で17冠と総タイトルの20冠のほとんどを占めていました。

やはりある程度長い期間を任せチームを熟成させることは重要であると思われます。

これまで鹿島アントラーズには2000年の3冠や2007年からのリーグ3連覇など様々な喜びを与えてもらいました。

もう一度ここから新しい歴史を作っていきましょう。

その先にある景色を見るためサポーターはずっと応援しています。

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