移籍組で鹿島のレギュラーになったのは

鹿島アントラーズ

近年生え抜きの選手がどんどん減っています。

鹿島のレギュラーが国内移籍することはあまりありませんが海外移籍が非常に多くなっています。

特に若手がようやくレギュラークラスに育ってくるとすぐ海外のチームに目をつけられてしまいます。

最近はJリーガーになるのではなく海外でのプレーを夢見るサッカー少年が増えているため仕方のないことですが残念です。

そのためチーム作りが以前より困難になり他チームからの移籍も増えました。

鹿島のポリシーとして日本人なら代表でバリバリの選手ではなく、これから日本代表に入りそうな候補選手を獲ってきました。

これまでJリーグ開幕以降、国内移籍をしてきた日本人は33人いました。(レンタル移籍も含む)

1993~2010年が11人2011~2020年が22人とここ10年で一気に増えています。

特に2020年は5人も獲っておりさらに顕著になってきています。

国内移籍第一号は1996年に横浜マリノスから移籍してきたGK高桑大二朗でした。

そして移籍で獲った選手はしっかり戦力になっているのでしょうか。

これは主観になってしまいますがリーグの試合数の80%に出場すればレギュラーと言えるのではないでしょうか。

現在はリーグ戦は34試合ですので27試合出場になります。(2000年前半までチーム数が毎年のように変わっていたので試合数が異なります。)

それでは達成している選手を確認していきます。

1996年入団
高桑大二朗(横浜マリノス→)
1999年 30試合中26試合出場
2000年 30試合中30試合出場

最初はマリノスに入団も3年間リーグ戦出場が0でした。
しかし鹿島に来て飛躍した選手です。
2000年の三冠時の正GKです。
彼なしでは全タイトル制覇は成し遂げられなかったでしょう。

1997年
名良橋晃(ベルマーレ平塚→)
1998年 34試合中33試合出場
2000年 30試合中26試合出場
2001年 30試合中27試合出場
2002年 30試合中25試合出場
2003年 30試合中27試合出場

ジョルジーニョを慕って鹿島に移籍してきました。
弾丸のようなオーバーラップが魅力でした。
日本代表での貢献度を考えると最も成功した移籍選手ではないでしょうか。
鹿島の右サイドバック像を築いた背番号2です。

2003年入団
大岩剛(ジュビロ磐田→)
2003年 30試合中29試合出場
2004年 30試合中29試合出場
2005年 34試合中30試合出場
2006年 34試合中27試合出場

31歳の年に移籍してきて鹿島で引退しました。
当時2強だった磐田からの移籍は衝撃でした。
引退後は鹿島でコーチ、監督と完全に鹿島色に染まりましたね。
選手時代は横で岩政大樹を、監督時代は昌子源、植田直通と日本代表CBを育ててきました。

2004年入団
新井場徹(ガンバ大阪→)
2004年 30試合中28試合出場
2005年 34試合中28試合出場
2006年 34試合中30試合出場
2007年 34試合中30試合出場
2008年 34試合中30試合出場
2009年 34試合中29試合出場
2010年 34試合中33試合出場
2012年 34試合中31試合出場

ユースからトップチームとガンバ一筋だった選手のためこちらも驚きました。
8シーズンも鹿島の絶対的な左サイドバックでした。
移籍組の中では最多の262試合に出場しています。
最後は鹿島で引退試合まで開かれる選手となりました。

2008年入団
伊野波雅彦(FC東京→)
2009年 34試合中30試合出場

在籍期間は短ったですが守備のポリバレントプレーヤーでした。
2009年の3連覇時はかなり貢献してくれました。
2011年に中田浩二とのレギュラー争いに敗れクロアチアのハイドゥク・スプリトに移籍してしまいます。

2011年
西大伍(アルビレックス新潟→)
2011年 34試合中30試合出場
2012年 34試合中30試合出場
2013年 34試合中29試合出場
2015年 34試合中30試合出場
2017年 34試合中30試合出場

右サイドバックらしからぬ攻撃センス塊の選手です。
右足からのクロスは芸術品でした。
在籍期間は怪我以外では基本的にはずっと出場していました。
まだまだ鹿島でプレーする姿を見たかった選手です。

2014年
山本脩斗(ジュビロ磐田→)
2014年 34試合中32試合出場
2015年 34試合中28試合出場
2016年 34試合中31試合出場
2017年 34試合中32試合出場

正直ジュビロではレギュラーでもなくどうして獲ったのか懐疑的な選手でした。
しかし鹿島に来てから4年間不動のレギュラーになります。
フル稼働が祟ったのかここ3年は怪我が多くほぼ試合に出場できていません。
もう一花咲かせてもらいたいです。

2016年
永木亮太(湘南ベルマーレ→)
2016年 34試合中29試合出場
2018年 34試合中30試合出場
2019年 34試合中31試合出場

湘南でキャプテンを務めていただけあり頼りになる選手です。
困ったときの永木と言えるくらい本職のボランチからサイドバックまでチームの欠けているポジションをこなしてくれます。
チームにとってはとてもありがたい選手です。
しかし一個人としては器用貧乏になってしまっており申し訳なく思います。

三竿健斗(東京ヴェルディ→)
2019年 34試合中28試合出場

相手からしたら本当に嫌な守備をする選手です。
2017,2018年は2年続けてあと少しの26試合出場でした。
若くして鹿島のリーダーになっています。
移籍組ではありますが今後鹿島のレジェンドになる可能性があります。

2018年
安西幸輝(東京ヴェルディ→)
2018年 34試合中28試合出場

シーズン前の水戸ホーリーホックとのプレシーズンマッチでブレイクしたシンデレラボーイです。
両サイドバックから両サイドハーフまでハイレベルにこなします。
思い切りのいいオーバーラップが特徴でした。
2019年も夏場までレギュラーでしたがポルティモネンセに移籍してしまいました。

犬飼智也(清水エスパルス→)
2019年 34試合中29試合出場

移籍してきた2018年は昌子、植田がいたため完全なバックアップメンバーでした。
しかし気づけば鹿島のディフェンスリーダーとなっています。
最近は果敢な攻撃参加も増えてきました。
貫禄十分で早くA代表に入ってほしい選手です。

以上の11人が年間を通してレギュラーになった選手です。

33人移籍してきているので3人に1人が戦力になっています。

少し寂しい数字です。

ただ高桑、伊野波、西、山本、永木、三竿、安西と7人も鹿島に移籍後にA代表にデビューしています。

そして名良橋は鹿島時代に日本代表のレギュラーになり1998年フランスW杯にも出場しています。

年々国内組でA代表に入るのは難しくなってきていますが鹿島移籍にプラスになってほしいです。

またレギュラーになった全員がGKを含む守備の選手です。

これも一つの特徴と言えます。

鹿島は前線は生え抜きと外国人で構成するという伝統は全く変わっていません。

今年の選手たちはまだこれからなのでどうなるかわかりませんががんばってもらいたいですね。

今のところ永戸が完全なレギュラー、和泉と広瀬も怪我で離脱するまではレギュラーでした。

おそらく来年も何人かは国内チームからの移籍はあると思います。

熾烈なレギュラー争いを制しポジションを手にする選手は出てくるのでしょうか。

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