上田綺世が第30節セレッソ大阪戦で2ゴールを決めました。
そして今シーズンのリーグ戦での得点が11になっています。
攻撃の選手としてリーグ戦で2桁得点をすることは一つの目安になります。
得点以外でも貢献することは多くありますが数字として残るので最も評価されます。
また上田は昨シーズンも10得点で2桁得点を達成しています。
まだプロ入り後2年半しか経っていませんが実績は十分です。
まずはここまでのリーグ戦での成績を振り返ってみます。(9月27日現在)
2019年
13試合(399分出場)4得点 90分平均得点0.902
2020年
26試合(1154分出場)10得点 90分平均得点0.780
2021年
22試合(1251分出場)11得点 90分平均得点0.791
特筆すべきは90分平均の得点率の高さです。
得点数だけを見ると得点王になれるほどの数字ではないです。
しかし今年も現時点で得点ランクトップの前田大然より高い得点率を誇っています。
大きなスランプもなく平均的に高い数値を残せているのは能力のある選手の証です。
ただ怪我が多く離脱することが多いのが気になります。
そのため出場時間が少ないため得点数は大きく伸びてきません。
またこれまではエヴェラウドがスタメンを多く張っていました。
エヴェラウドの方が評価が高かったため試合で張り切りすぎていたのかもしれません。
今では立場は逆転しましたのでもう少しリラックスして試合に臨んでもらいたいです。
さらにチームを勝たせる得点をしていることも触れておきたいです。
これまでリーグ通算25得点を決めていますが得点を決めた試合で負けたのは今シーズンの第17節川崎フロンターレ戦のみです。
それまで初ゴールから15試合負けなしの不敗神話を作っていました。
やはりエースとしてこのような実績はチームメイトからも信頼されます。
最後には上田が決めてくれるともっと思われるような選手になってもらいたいです。
これまで日本人で複数回2桁得点を達成しているのは4回の黒崎比差支(1993年、1994年、1995年、1997年)、長谷川祥之(1994年、1995年、1996年、1998年)、2回の柳沢敦(1998年、2001年)、興梠慎三(2009年、2012年)、金崎夢生(2016年、2017年)の5人しかいません。
鹿島は個の力でどうにかするクラブではないとは言え寂しい人数です。
しかも黒崎、長谷川はリーグ戦の試合数が多かった時代での達成であります。
これまでJ1リーグの連続2桁得点記録は浦和レッズの興梠慎三の2012年から2020年の9年連続になっています。
鹿島所属の最終年から続いた記録でありとてつもないものです。
上田は近々海外に行ってしまうかもしれませんがこの記録を超えてほしいです。
そして同時に鹿島のリーグ最多得点保持者である長谷川祥之の89点も更新してほしいと思います。
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