6月16日は天皇杯2回戦Y.S.C.C.横浜戦がケーズデンキスタジアム水戸で行われます。
鹿島アントラーズは2回戦からの登場ですので初戦になります。
6月6日のルヴァン杯プレーオフステージ第2戦以来10日ぶりの試合です。
最近は日本代表戦が連日のように行われていましたがやはり鹿島の試合となるとテンションが上がります。
相手はJ3で12位のチームですが油断はできません。(6月13日現在)
天皇杯は一発勝負のため下位のカテゴリーのクラブでも勝利することが少なくありません。
6月9日に先立って行われた2回戦でも波乱がありました。
JFLのHondaが横浜F・マリノスをPK戦で破り、FC東京が順天堂大学に負けました。
アマチュアクラブと大学生にJ1のクラブが負けるのはどうかと思います。
さらにJリーグの下のカテゴリーもジャイアントキリングを起こしました。
J3のいわてグルージャ盛岡はベガルタ仙台に競り勝っています。
またJ3のAC長野パルセイロは川崎フロンターレ相手にPK戦まで持ち込んで惜しくも敗戦となりました。
もう少しで勝てた試合だっただけに残念です。
このように初戦となる2回戦だけで今のところ15クラブ中3クラブも姿を消しました。
天皇杯はトーナメント戦なので1回でも負けたらそこで大会終了です。
鹿島もこれから始まりますが気を引き締めて試合に臨まないといけません。
どんな相手であれ100%勝つことはなく負けることはあります。
鹿島もこれまでの天皇杯の歴史の中で2度ジャイアントキリングをされています。
その2試合を振り返ります。
1994年(第74回大会) 1回戦 0−2 東京ガス
前年の1993年大会では決勝で横浜フリューゲルスに敗戦し準優勝でした。
そのためこの年は天皇杯制覇に懸ける思いは強かったはずです。
しかし当時JFL7位であった格下相手に不覚を取ります。
まさかの完封負けです。
東京ガスはこのまま勢いに乗りベスト8まで駆け上がりました。
2014年(第84回大会) 2回戦 2−2(PK1−2) ソニー仙台
この年も今と同じで2回戦が初戦でした。
JFL5位の相手に前半で2点を先行され苦しい展開でのスタートになります。
しかし前半33分にダヴィ、36分にカイオの連続ゴールで試合を振り出しに戻します。
その後は猛攻撃で延長戦を含め120分で32本のシュートを打ちますがゴールが決まりません。
PKでも2番手以降野沢拓也、柴崎岳、中村充孝、山本脩斗と4人が連続して失敗し敗退です。
このように鹿島アントラーズになり27回出場し2回初戦で敗退しています。
確率的には多くはありませんが初戦とあって気を付けたいです。
絶対にここで負けるわけにはいきません。
クラブ創立30周年に天皇杯を必ず獲りたいです。
鹿島はこれまでJリーグ開幕後最多の5回優勝しています。
しかし決勝で敗れ3回の準優勝もしています。
勝負強いと言われる鹿島ですが意外と多く負けています。
2019年大会では決勝に進出し、新国立競技場のスポーツイベントのこけら落としとしてヴィッセル神戸と対戦しました。
そして0−2で敗戦となり天皇杯6回目の優勝と21冠目を逃しています。
昨年2020年大会はコロナで規模が縮小されJ1の上位2クラブしか出場権がなく鹿島は出場できませんでした。
優勝は2016年大会から遠ざかっています。
ここ数年は悔しい思いばかりです。
2022年1月1日こそは笑って新年を迎えたいと思います。
そのためにも初戦で足元を救われないようきっちり勝利をお願いします。
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