最少失点クラブがJリーグを制する

Jリーグ

2月20日のゼロックススーパーカップをもちまして今シーズンの公式戦が始まりました。

川崎フロンターレvsガンバ大阪という好カードでありどれほどチームが仕上がっているかが見どころでありました。

天皇杯決勝よりはガンバも仕掛けてきましたがそれでも前半は川崎ペースでした。

前半に2点決めていたことと後半に新戦力を試してきたことによりペースダウンし追いつかれましたがそれでも3−2で競り勝ちました。

ガンバは守備陣の駒は揃っていますが川崎にやられたい放題でしたね。

GKが東口順昭でなければ5、6点は取られていてもおかしくない試合でした。

攻撃に特徴のあるクラブなので得点力でカバーするのでしょうか。

ただ川崎も守備の不安は露呈しました。

まず本来はFWの旗手怜央が左サイドバックをしています。

これは昨年12月19日の最終節柏レイソル戦でレギュラーの登里享平が左鎖骨骨折で全治2ヵ月半の怪我を負っているからです。

そろそろ復帰すると思いますがこのまま旗手を起用するなら付け入る隙はありそうです。

またジェジエウも怪しかったです。

PKを取られてもおかしくないようなハンドもありましたし荒いタックルもありました。

今年はVARが導入されますのでより慎重な守備が必要になります。

この両チームはゼロックス杯を見る限りでは失点が増えそうな感じがしました。

サッカーでは特に大きな大会になればなるほど守備が固いチームが優勝すると言われています。

一番大きな大会であるワールドカップでは優勝国はどのくらいの失点で押さえているのか調べてみました。

1994年アメリカワールドカップ
ブラジル 7試合3失点

1998年フランスワールドカップ
フランス 7試合2失点

2002年日韓ワールドカップ
ブラジル 7試合4失点

2006年ドイツワールドカップ
イタリア 7試合2失点

2010年南アフリカワールドカップ
スペイン 7試合2失点

2014年ブラジルワールドカップ
ドイツ 7試合4失点

2018年ロシアワールドカップ
フランス 7試合6失点

過去7大会全てで1試合平均1失点を切っています。

やはり守備の構築が好成績につながっています。

それではJリーグはどうなのでしょうか。

短期決戦のワールドカップとは違い約10ヵ月の長丁場になります。

多少はデータは変わってくるのでしょうか。

過去10年分の優勝クラブの失点数を調べてみました。

2011年
柏レイソル 34試合42失点

2012年
サンフレッチェ広島 34試合34失点

2013年
サンフレッチェ広島 34試合29失点

2014年
ガンバ大阪 34試合31失点

2015年
サンフレッチェ広島 34試合30失点

2016年(最多勝ち点クラブ)
浦和レッズ 34試合28失点

2017年
川崎フロンターレ 34試合32失点

2018年
川崎フロンターレ 34試合27失点

2019年
横浜F・マリノス 34試合38失点

2020年
川崎フロンターレ 34試合31失点

過去10年間で平均1失点を超えたのは2度しかありません。

また大幅に超えているのは2011年の柏レイソルのみです。

この年のレイソルはJ2から昇格した初年度で攻撃陣に多くのタレントを抱えていました。

その外国籍選手の攻撃力の爆発と勢いで押し切っています。

しかしそのような優勝はほとんどなく基本的にはまずは守備をベースに勝ち点を重ねていくスタイルになります。

各クラブの戦力もほぼ出揃いましたので見てみましたが去年のオルンガのような選手は見当たりません。

そのため今年は尚更守備の強固なクラブが優勝すると思っています。

さらに今年は38試合と例年より試合数が増えているため大崩れしないクラブが上位に上がってくるでしょう。

そうなってくると伝統的に守備意識の高い鹿島アントラーズが優勝候補の筆頭になってくると思います。

色々データを調べていくと日々アントラーズの優勝しか考えられなくなってきてしまいます。

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