8月14日は第25節アビスパ福岡戦がカシマサッカースタジアムで行われます。
鹿島アントラーズにとって激動の1週間を終えて試合に向かうことになりました。
まず前節のサンフレッチェ広島戦では0−2で完敗し順位を5位まで落とします。
全くいいところなく上位陣に2試合連続の完封負けで5試合勝ちなしとなりました。
上田綺世のベルギー移籍後、攻撃の形すら作れなくなり停滞感が顕著になります。
そして翌日の8月7日にはレネ・ヴァイラーの退任が発表されます。
確かに成績は出ていませんでしたが監督を交代させるほど悪かったわけではなく驚きました。
さらにその翌日には岩政大樹コーチの新監督への就任が発表されます。
2015年から8年間で4回目のシーズン途中の監督交代になりいずれも日本人コーチが監督にスライドしていました。
過去はその日本人監督たちもクラブを去ることになってしまっています。
今度こそ岩政監督にはクラブに残っていい形で次の監督にバトンタッチしたいです。
そして8月11日にエレケが来日します。
レネ前監督の教え子であり入団が決まった選手です。
まさかの来日前に監督が退任するという異例の事態でした。
それでも鹿島の力になりたいと加入を決断してくれます。
早くコンディションを上げてもらい試合で見たいです。
対するアビスパは満身創痍の状態です。
8月になってからコロナの陽性反応が多数選手、スタッフに出てしまいます。
第24節のガンバ大阪戦はエントリー可能な人数が規定を満たせず中止です。
ルヴァン杯の準々決勝ヴィッセル神戸戦はベンチにGKを2人入れるなどしどうにか開催をします。
その中で2試合を戦いクラブ初のベスト4に進出しています。
相当消耗していると思いますが気持ちで今節の鹿島戦にもぶつかってくると思われます。
これまでアビスパとはリーグ戦通算成績ですが21試合行っており17勝1分3敗です。
勝率は81.0%であり10試合以上の対戦相手で最も高い勝率を誇っています。(全体では1014試合で559勝148分307敗の勝率55.1%)
プロ相手にここまで高い勝率を叩き出すのは凄いことです。
21試合で得点は51、失点は19です。
ここ11年間で2011年と2016年、2021年しかJ1に所属していないためあまり参考にならないかもしれませんが直近7試合の結果です。
2011年
4月29日第8節 ○2-1
8月28日第24節 ○6-0
2016年
6月25日1st第6節 ○2-0
8月14日2nd第8節 ○2-1
2021年
3月17日第5節 ●0-1
9月11日第28節 ●0-3
2022年
4月6日第7節 ○1-0
直近7試合では5勝2敗です。
2021年はダブルを食らいますがそれ以外は全勝です。
ただ2011年の第24節を除き競った内容ばかりです。
それでもアビスパとのホームでの公式戦は15試合で12勝2分1敗という圧倒的な相性の良さもあります。
この試合は鹿島が三竿健斗が累積警告で出場停止です。
また福岡も奈良竜樹が出場停止となっています。
両チームの守備の要がいないためいかにディフェンスラインを統括できるかがポイントになりそうです。
台風が去った後の強風の中での試合が予想されます。
攻撃は大胆に守備は安全にプレーしてもらいたいです。
岩政監督の初戦を必ず勝利で飾りましょう。
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