8月6日はU-24日本代表とU-24メキシコ代表の東京オリンピック3位決定戦が埼玉スタジアム2002で行われます。
日本は2試合連続の延長戦を含む中2日での6連戦目と疲労はピークと思われます。
しかし泣いても笑ってもこれが東京オリンピック最後の試合です。
まだスペインに負けたショックはありますが気持ちを切り替えて銅メダルを取りましょう。
そしてメダルをかけた大一番の相手はメキシコです。
オリンピックは世代別の国際大会のため正確な強さは計れませんが、最新のFIFAランクではフル代表のメキシコは11位となっています。(5月27日現在)
ちなみに日本代表は28位なので日本より格上相手との対戦です。
メキシコが強いのは今回のグループステージでも対戦しておりわかっています。
あの試合では勝利できましたが今回はすんなり勝たせてくれるとは思えません。
メキシコも準決勝でブラジルとPK戦まで持ち込んでいます。
最後は気持ちの戦いになりそうです。
日本サッカーはこれまでオリンピックに7大会連続の11回出場しています。
そしてなぜかメキシコとは3度も対戦があり次が4回目です。
しかもメダルのかかった試合で当たることが多いです。
これまでの3試合を振り返ってみます。
1968年メキシコシティーオリンピック
10月24日 3位決定戦 ○2−0
日本がこれまで唯一メダルを取った大会です。
当時のデータでは観客が105,000人となっておりメキシコ大会でしたので完全アウェイの中での試合でした。
そんな中20分、40分と釜本邦茂の2ゴールで日本が勝利を収めます。
釜本はこの大会で7得点を挙げアジア人初の得点王に輝きました。
2012年ロンドンオリンピック
8月7日 準決勝 ●1−3
日本はこの大会は鉄壁の守備でGS3試合、そして準々決勝と4試合無失点でした。
そしてこの試合も12分に大津祐樹のスーパーミドルで先制し勝ちパターンかと思われました。
しかし31分に今大会初失点を喫します。
その後はメキシコの猛攻に耐えられず3失点で決勝進出を逃します。
そのメキシコは決勝でブラジルを破り金メダルを獲得しました。
2021年東京オリンピック
7月25日 GS第2戦 ○2−1
今回の東京大会ではGSで対戦しています。
6分に久保建英、11分に堂安律の連続ゴールで一気にメキシコを突き放します。
さらにメキシコに退場者も出たことでさらに有利に試合を進めるかと思いました。
しかしここからメキシコの猛攻が始まります。
85分に1点を返すと試合終了まで決定機を作り最後までどうなるかわかりませんでした。
これまでオリンピックの舞台では2勝1敗となっています。
そして次がメキシコ大会以来2度目の3位決定戦での対戦です。
日本はオリンピックでもワールドカップでも同じ大会中に同じ相手と対戦したことがありません。
今回が初めての経験になります。
これが吉と出るか凶と出るか楽しみなところです。
メキシコ大会ではアウェイの立場であった日本が勝利をし銅メダルを獲得しました。
今回は逆の立場での対戦です。
ただ無観客試合なのでお互い変なプレッシャーがなく戦えるでしょう。
日本人としてはやはり日本代表にメダルを取ってほしいです。
きっと史上最強世代ならやってくれると思います。
TVの前から埼玉スタジアムにエールを送りましょう。
コメント