12月24日に北海道コンサドーレ札幌よりキム・ミンテの完全移籍での加入が発表されました。
今季の夏から名古屋グランパスにレンタル移籍をしていましたが、所属はコンサドーレです。
ミンテは鹿島史上6人目の韓国人選手です。
鹿島はJ開幕後日本人とブラジル人のみでずっと編成されてきました。
それが2009年に韓国人のパク・チュホが加入し新たな風が吹き込みます。
その後はイ・ジョンス(2010年)、ファン・ソッコ(2015年)、クォン・スンテ(2017年)、チョン・スンヒョン(2018年)と加入しています。
全員が優秀な選手でありしっかり戦力になってくれました。
GKのスンテ以外はDFの選手でありミンテもその系譜を引き継ぐ事になります。
歴代の選手のようにポジションを掴んで欲しいです。
ここからはミンテの紹介になります。
1993年11月26日生まれの28歳です。
韓国の光云大学では主にMFだったようです。
3年生の頃から注目の選手となり卒業後の2015年にベガルタ仙台に加入しました。
そして2年間を過ごしましたがこの期間はそれほど試合には絡んでいません。
しかし世代別の代表であり、U-23韓国代表として2016年リオデジャネイロオリンピックのメンバー入りをしています。
そして2017年に北海道コンサドーレ札幌に移籍をします。
ここでは2年目からレギュラーとなりミハイロ・ペトロヴィッチ監督にとって欠かせない選手でした。
今年は出場機会が減ったため名古屋へのレンタル移籍を経験しましたが着実に成長しています。
このようにプロになってから6年間を全て日本で過ごしています。
そのためコミュニケーションも何ら問題はなさそうです。
またプレースタイルは187㎝とサイズがあるため空中戦は強いです。
さらにミシャサッカーの哲学を体現できたように攻撃性がよくスピードにも優れています。
レネ・ヴァイラー新監督もDFラインから攻撃を組み立てるため重宝されそうです。
最後にサポーターが気になっているのかミンテの兵役問題だと思います。
まだミンテは兵役を行っておらず、現行の制度では28歳までに入隊しなければならないようです。
そのため今オフでの韓国への帰国かと思われていました。
それが鹿島に移籍してきています。
ミンテは日本人女性と結婚しており日本の永住権を取得済みのようで、兵役免除または延期をしている可能性が高いです。
おそらく今すぐに韓国に戻らなけれないけないわけではなさそうです。
非常に安心しました。
鹿島は12月25日に犬飼智也が浦和レッズに完全移籍することを発表しています。
今季終盤のレギュラーは町田浩樹、関川郁万でしたがまだ2人だけでは1年間は厳しいです。
また町田は海外移籍も可能性も残しています。
犬飼の移籍は痛手でしたがミンテには忘れるくらいの活躍を期待しています。
早く鹿島に馴染んで長く活躍できる選手になってもらいたいです。
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